告知はやっぱり難しいですね
2016年5月22日( カテゴリー: 本部発 )
植樹祭の日程決定は、毎年11月。
閖上出身のイラストレーターicoさんの作品入り告知チラシの製作依頼など、
1月頃から準備を開始。3月1日から名取市民に向けて告知開始できるよう、
スケジュールを組みます。
今回の植樹祭の告知も、楽なものではありませんでした。
頭をペコペコ下げて参加をお願いするのではなく、組織的に動員して数をそろえるのではなく、
あくまでもご本人の意思でご参加いただくことを、今年はさらに心掛けました。
JR名取駅での1ヵ月間の写真展、広報なとりへの掲載、FMなとり、
市内の4駅・公共施設・店舗・高校へのチラシ設置、市内企業団体への配布など。
やるべきことは相当やったと思います。たくさんの方にご協力いただきました。
しかし、震災から5年。植樹祭の前哨戦、3月12日の名取市民会館での定期活動報告会には、
100人しか集まらず、歩こうツアーも半減し、嫌な予感がしました。
4月28日、植樹祭用の苗10,000本を残し、宮城中央森林組合のプロによる植栽は終わりました。
植樹祭の参加者は、その時点で50人にも満たず。10,000本÷50人……
「名取市民はゴールデンウイークが終わるまで動かないよ」と再生の会の女性。
5月5日、河北新報が、プロジェクト全体の今を報じるという後押しを受け、
言葉通り、連休明けから怒涛のような申し込み。一時総勢550人に。
そして、当日直前はキャンセルの連続。結果、520人に落ち着きました。
でも、ご連絡くださる方が多く、これはありがたかった。
東京本部の鈴木さんや浅野さん、林さんはそれらを受け止め、
参加者への班分け通知と植栽方法説明書の郵送など頑張ってくれました。
告知作業の中で一番うれしかったことは、県立名取北高校、県立農業高校、東北学院大学などの
学生参加や、JA名取岩沼などの農家の方が、若い世代を伴って申し込んでくださったこと。
昨年との違いとして、最大の成果になると思いました。
育苗場から名取駅まで歩いて帰ったことがありました。
サッカー部とソフトボール部が練習をしていました。
「この子たちは部活で来れないだろうけど、ここから誰か来てくれないかな~」と
休憩がてら、生き生きした高校生の姿に練習に見入ってしまいました。
強く思うと実現するものですね。