地元の方の言葉① ~再生の会研修会にて~
こんにちは。啓発普及部の家老です。
先日、名取市海岸林再生の会の研修会、2016年度の事業計画の打ち合わせに同席させていただきました。
私にとっては3度目の名取。相変わらず寒かったですが、再生の会のおじちゃん、おばちゃんの東北弁は耳に心地よかったです。
おじちゃんとおばちゃんとの関わりの中で印象的だった言葉をみなさんに紹介したいと思います。
■東北弁が素敵なOさんの言葉
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いつも支援してくださっている方に「どうしてこんなに被災地のことを思って、支援してくださるのですか?」と聞きたい気持ちがあります。もし自分が被災していなくて、支援する側に立った場合、自分も同じようにできるのだろうか?一度きりでなく、継続的に支援できるのだろうかと考えます。私は、支援してくださっている全てのみなさんに直接お礼をいうことはできませんが、せめてもの恩返しと思い、マツをこれからも一生懸命育てます。
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■津波で流された畑でチンゲン菜を育てていたTさんの言葉
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辛い経験もしてきましたが、私たちが生きている今日は亡くなった方が生きたかった今日、と思い生きています。震災直後、遺体を探し回っていたあの時、オイスカは何の前触れもなく、海岸林の再生を訴えてきました。どうしてこんな時に・・・とその時は思っていましたが、今となっては、あの時に縁あってオイスカと海岸林の再生に取り組んだことが今につながっていると感じています。先代が守ってきた海岸林。今度は私たちが守っていきます。
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みなさん、普段は明るく元気いっぱいなのですが、津波が来た時の話をされる時は、目に涙を浮かべられていました。
今年で震災5年を迎えますが、まだまだ心の中には深く傷が残っているのだと改めて認識しました。