写真展で感じる世間の変化
NPO、公益法人の各団体は、12月は「寄附月間」。
日頃の支援に感謝の言葉をしっかり伝えながら改めてご協力をお願いするという運動です。
西友など海岸林の支援企業にも広がっています。
→http://giving12.jp/ *ページ下部「賛同パートナー」
http://www.seiyu.co.jp/company/sustainability/
私達も「写真展」開催場所として超一等地の、JR仙台駅改札前で、
ニコングループ、三井物産環境基金、全日本社会貢献団体機構の
ご理解をいただきながら開催してきました。
それも今年で3回目。
2年前と比べて、
写真に見入って下さるのはほぼ宮城県民。
2年前は県内・県外半々だった。
「仁くんとは小学校の同窓生だよー」「睦夫の姉です」
「この前、結婚式で隣の席だったー」
などと再生の会メンバーを知る名取市民も多かった。
西友、前田建設工業、三菱UFJニコス、テンプスタッフ、ニコンなど
支援企業の仙台支店の社員さんや、県庁、市役所、マスコミのボランティア参加者との
再会も多かった。差し入れをいただいたり。
「名取の海岸林を再生していることは知ってたけど、理由がわからなかった。
また流されるものをどうしてやるのかと思っている人はまだ多い。
認識を改め、仲間にも僕から説明する。植樹祭はもちろん、ボランティアにも参加します。
お互い、頭にも植林したいけど、海岸でまた会おう。3月のシンポジウムにも参加します」
(名取市・60歳代男性)
「県庁のK課長と姉が知り合いで、昨日姉から教わりました」(横浜市・女性)
「明日、現場に行ってみます。」(富山市・男性)
涙を流しながら聞いてくださる人は、今年も変わらず何人も。
直接被災した人が、話しかけてくださり、握手してくださる。
「ありがとう」「頑張ってね」「よく思いついた」「君たちの顔を浮かべながら今日もいい酒が飲める」
「途方もなく大きな仕事だ」「若者が頑張っていて誇らしい」
耳を傾けていただける幾人もの若い男性サラリーマンの姿も印象的。
論文テーマのヒアリングに来られた東北大学大学院生。
頑張っている大人と高校生の橋渡しのために一般社団法人を立ち上げた宮城大学の学生。
菊池慶子教授と共にボランティア参加した東北学院大学の学生。
2年前と違い、被災経験がある若者も立ち寄ってくれるようになりました。
1つの変化だと思いました。待ちに待った若者対策を始める時期かな。
その一方、復興関係の出張者との接触が極端に少なかった。
これは過去と比べて今回最も感じたこと。
その意味でのJR乗降客の数も大幅に減ったと聞いた。
県庁記者会にプレスリリースしたけれど、取材は全くなし。
写真展は私達にとって、「おかげさまで」とお礼と報告をする場であり、
世間の変化を体で感じる場です。