除草と除伐の結果まとめ
2015年8月25日( カテゴリー: 現場レポート )
8月26日、佐々木統括ほかプロ二人を加え4人で現場を実踏し、今後の作戦会議をします。
連日お伝えしている通り、今年の植栽地のオヒシバ・メヒシバなどイネ科類は、ハンパない。
ボランティアによる対応を正攻法でやった結果、今年6月・7月のある日と比べ、
一人の作業面積は「20分の1前後も落ちる」ことが分かりました。
しかし、去年のボランティアの成果で、2014年の植栽地16haは、目下クロマツが断然優勢。
イネ科類、小さなつる草類は殲滅されています。私、感動しました。
「種が成熟し、飛散するまでに殲滅すれば」翌年は激減できるのです。
また、つる草類は「一本一本見逃がさず、根ごと抜けば」激減することも分かりました。(徹底して1本ずつ抜きました)
2014年・2015年の植栽地26ha・9工区のうち、直近のターゲットのイネ科植物類は6・7・8・9区。そのうち、さらに精査すると実質7.04ha以下。ターゲットは絞られました。
葛、ニセアカシア、アズマネザサは、それらを上回る繁殖力。この3種の殲滅は長期間かかります。
ですが、2014年の植栽地では葛の勢いは衰えました。生えてきても葉が小さく、変形している。去年の皆さんのおかげです。
ニセアカシアは既に今年も7月に1回、森林組合の手で除伐しています。木質化していない、柔らかい出たてのモノは、ボランティアで頑張りました。しかし、また繁茂してきました。防潮堤と海岸林の間の砂浜でも、繁茂が始まってしまいました。
もう看過できません。すでに木質化している株には、薬剤塗布も検討する段階かと思いました。
ターゲットを絞り、戦術を駆使し、プロにはプロの、ボランティアにはボランティアの、それぞれの持ち味をフル活用して、引き続き施業をします。
昨日、畑仕事の合間にスイカを持ってきてくれた、地元の櫻井さんがUAゼンセン24名に言いました。
「我々はいつも草と闘っています。クロマツは我々農家にどうしても必要なんです。
慣れない仕事にご協力いただき、本当に、本当にありがとうございます。」