ボランティアにおける中隊長の重要性

2015年7月1日( カテゴリー: 現場レポート )

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この方たちは特に強者の腕章組。
写真展でも現場でもどんな説明もできる(撮影:4月18日)


現場ではボランティア活動開始前のミーティングで「腕章」を渡される人がいます。
数えていませんが、対象となる人はおそらく100人はいると思います。男女比は半々。
2015年現在では、これまで3回以上来たことがあるリピーターです。
10回以上の人も大勢。住所は宮城以外の人もたくさんいます。
その腕章組を「中隊長」と考えています。
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腕章組の女子率は高い。このお二人は地元。
参加回数は10回を超える(撮影:4月18日)


ボランティアが50人、100人と集うと、私たちスタッフだけでは手に負えません。
初めて来られる方ももたくさんいますから。
そこで、私たちの至らぬ点、目の届かない点を補い、ボランティアの仕事の質の向上に寄与していただいているのが中隊長。自慢の存在。戦友のようです。
安全面でも、中隊長が自社以外の方にも声をかけてくださっているから、けが人も病人も出ていないのだと思います。
リピート率4割、中隊長の充実は、自分たちでも予想外。
オイスカ海岸林流の特徴になったと思います。
その人たちを分類すると
1.個人のリピーター
2.企業・労組・各団体のご担当者のリピーター
共通するのは
中央の女性はUAゼンセン所属。愛知から既に7回目?の参加。(撮影:6月18日)

中央の女性はUAゼンセン所属。愛知から既に7回目?の参加。(撮影:6月18日)


2011年以降、自分の意志で、幾度も幾度も足を運んでくださり、プロジェクトの事、海岸林の事、クロマツの事、何でも自分の言葉で話ができる。
気力体力が充実している。現場でもしっかり動くから、すぐ視野に入る。
団体参加する各企業の皆さんには常に言っています。
「中隊長の理解度が低いと、続く人の動作も鈍く、仕事の質が良いわけがない」
名取の海岸林におけるボランティアの重要性は増し、その評価も上がっています。
去年よりも明らかに動きが良くなっている企業・労組が多く、リピーターが依然続伸。作業の質も動きも去年より良くなっています。
今年度のボランティア受入の改善点
1.指導体制の充実 →指導者の倍増を計りました。
2.参加者に「予習」を促すよう各社ご担当に働きかけ →これからも繰り返します。
3.ボランティアが「予習」しやすくなるようHPをリニューアル →8月末完成
4.「予習用」技術マニュアルを作成 →至急取り組むことにしました。
5.中隊長の横の繋がり →これまで同様の取り組みを続けます。
そして、
6.名取市民の参加呼びかけ →ここが最も難問ですが、諦めず呼びかけ続けます。

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