「おい吉田。すごいコスト削減にもなるぞ。ざっと考えただけでも数千万円」
と佐々木統括。人づくりの効果まで考えるとプライスレス。

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この人数でしばし格闘した成果の葛の山。
繰り返し伸びる葛に繰り返しダメージを与え続ける


ボランティアの手による、下草刈りなどの保育作業は、名取市海岸林再生の会メンバーや、行政当局の皆さんからの驚き、尊敬、感謝の声を聞いています。
「ブログを読みながら、ボランティアの皆さんから元気をもらう」という声もしばしば。
盛土が完成してまだ2年。草の繁茂はたいしたことありませんが、それでも先手必勝で、雑草や6種類以上のつる草にダメージを与え続けることは、下草刈りのみならず、長い目で見れば2033年まで続くつる切り、除伐に至るまで、仕事量的、資金的に相当の軽減、コスト削減効果があると考えています。
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背丈もあり葉も大きいクローバー、小さなつる草が
クロマツへの日照を阻害する


去年と今年では出てくる雑草の種類も、量も違うと思っていましたが、昨年、メヒシバなど強烈な雑草を、文字通り「根絶」させた場所では、今年はその勢いは完全に止まりました。
葛も同じです。冬を越してまた芽を出しても、葉は小さく、変形し、勢いが止まった場所も。
その場所のクロマツは、根元の太さ、豊かな枝ぶり、伸長など抜群の生育。
惚れ惚れするような立派なクロマツです。
年間1,500人ものボランティアの手で可愛がられているクロマツは幸せだなといつも感じます。
一方、昨年は16ha、今年は8ha(内陸防風林2ha除く)と、植栽面積、
つまり管理面積は毎年拡大します。
来年はさらに約10ha植栽され、草の繁茂は過酷になるかもしれません。
ですが、オイスカ流儀で、丁寧さと低コストを極めることで、
ポスト2020、さらに2050年ごろに至るまで、僕らの夢が広がるのです。

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