西日本研修センター研修生 プロジェクト視察

2014年3月17日( カテゴリー: 現場レポート )

西日本研修センターの芝田です。
3月4~5日、農業コース11名と家政科コース1名の計12名の研修生が宮城県を訪問し、プロジェクトを視察しました。

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海岸林再生の会の鈴木英二会長のお話


初日は海岸林再生の会の鈴木英二会長のご自宅を訪問し、震災当時の状況や現在離散してしまったコミュニティについて、またふるさと復興への思いを、写真や実際津波の被害にあったご自宅を前にお話しいただきました。研修生は震災の事や大津波、またそれが及ぼした被害について、インターネットやニュース、また訪日後は研修センターでの視察前学習である程度勉強はしていたが、実際現場に立ち、また被災された方から直接お話を聞くことで津波の恐ろしさ、被害の深刻さ、何より被災された地域の方々の思いを肌で感じたようで「震災や津波は恐ろしい」「被災地に対して何か私たちにできることはないか?何か協力したい」と言っていました。また、インドンネシアやフィリピンの研修生は大地震や台風などで自国も被害を受けているため、震災時苦労した点や津波が来た場合どうすべきか?家族は?コミュニティは?など、深く関心を持って質問していました。
再生の会の森さんと

再生の会の森さんと


2日目は農家の方々のハウスで作業をお手伝いしながら震災当時の畑の状況や復興するまでの過程など色々とお話をうかがいました。
帰国前最後の視察研修となった今回、実際に自国で災害を経験した研修生やこれから現地で植林プロジェクトを行う者などがいる中で、一人ひとり多くのことを勉強できました。そして、被災された方々との交流の中で、それぞれが口を揃えて言ったことは「決して諦めないという強い心に私たちが元気をもらった」「そのことが本当に素晴らしい」ということでした。
彼らはふるさとに帰ります。さまざまな困難な状況がある中、ふるさとや家族への思い、そしてどんな状況でも「あきらめない」この言葉を一人一人がしっかりと心に刻み、「一緒に頑張りましょう!」と皆さんとお別れした時の気持ちを忘れず、元気に何事にも前向きに頑張ってもらいたいと思います。
担当者よりプロジェクトの説明を受ける

担当者よりプロジェクトの説明を受ける

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