ぜひともご紹介したい人
2013年12月19日( カテゴリー: 本部発 )
80歳のオイスカマンが、先日開催した仙台駅構内における写真展の立ち仕事の最前線を、3日間すべて担ってくださいました。
オイスカ宮城県支部事務局長の、小野喜代寿さんです。元カメイ㈱の社員で、宮城テレビ放送の副社長もされていました。もう10年近く、オイスカ事務局を完全ボランティア、フルタイムで担って下さっています。前田建設工業OBの角田さんなどのご協力も得て。
写真展2日目の晩、いつものように飲みに行きました。
相当疲れているはず。足腰が痛いことでしょう。
「ゆっくり座ってくださいね」と声をかけ、座敷に座った途端、どすーんと。
2・3杯飲み干してから、「実は写真展の3日前、家の中で転んでしまって角で腰を打ったんだ。しばらく動けなくってねー。しばらくしたら肘も痛くなって」
「(手伝う予定になっていたオイスカの会員さんに)もし動けなくなったら現場を頼む。でも吉田君には言うなよと口止めしたんだ。そんなこと言ったら止められるから。彼、言わなかったでしょ。あははは。」
これには参りました。全く気が付かず。
「絶対に行くんだと思っていたんだ。写真展初日の朝は、気合が入ったねー」
ほぼ3日間、立ちっぱなし。
休んで下さいと背中を押してご本人を動かさないと、休憩を取ろうとしない。
「明日の朝は、少しゆっくり来てください」と言っても、「はい、分かりました」と。
結局少しだけしか遅れてこない。
外国人が来ても、英語でにこやかに接客。とにかく楽しそう。常に自分から積極的に声をかけている。
疲れを見せない。
震災前、学校林の仕事で宮城中央森林組合とのご縁を作って下さったのも小野さん。
多くの宮城県支部会員がスムーズに海岸林を応援して下さり、現地支援者ネットワークをあっさり形成できた、陰の立役者も小野さん。
支援者の方はみんな、慕っています。
震災直後5月の初めての陸上踏査はもちろん、節目節目を支えて下さっています。身近にいて、やはり組織のトップをされた方。勝負のタイミング、危険予知、日常の周囲へのお心遣い。
無二の存在です。