堆砂垣プロジェクトin浜松

2013年11月19日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

静岡県浜松市・中田島砂丘での、堆砂垣造成ボランティア活動に参加してきました。
イベント感はなく、町内会の草取りに集まってくるような日常感はちょっとうらやましい。
鹿島オービックスか、早稲田大学かというようなエンジ色のユニフォームで参加している高校生アメフトチーム、
「瓦」と書いたTシャツの職人組合、全校生徒が参加している公立中学校など、
参加者は地元中学生・高校生・企業・地域住民等500人。もう7年続いているそうです。
堆砂垣の持つ意味は、こちら↓をご覧ください。
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=2227
来春のために、どうしても行きたい行事でした。

瓦職人チーム。仕事が美しい。動きが違う

瓦職人チーム。仕事が美しい。動きが違う


この広い場所で500人というとどんな感覚なのか。集中力はどの程度維持するのか。中高生たちはどのぐらいのレベルで動けるのか。活動の雰囲気、仕事の伝え方、指示の出し方、指導者の動き、受付、安全管理、備品など、目に見えるものすべてが勉強でした。
各作業班のリーダー、サブリーダー、経験者が立つポジション、指導力は、仕事の質を維持するためにとても重要だと痛感しました。また、各参加組織のご担当者が、組織として参加するにあたり、集団に何を伝えてきたか。このことが当日の集団の動きを大きく左右するのが見ていてもわかりましたし、作業終了後に裏方さんたちとの会話の焦点でした。
日本三大砂丘でもある中田島砂丘は、防潮堤が内陸側になるようです。浜松は南海トラフ対策の防潮堤・防災林などホットです。これからも視野に置いておこうと思います。
 
 
その昔も、堆砂垣を造り自然をコントロールしながら造成した砂丘の今

江戸時代から、風の力を活かしながら人の手で堆砂垣を造り、造成してきた砂丘の上に海岸林があります。高さに圧倒されます。人工砂丘と海岸林が内陸を守り、生活の場が維持されてきました


遠州の人工斜め35度砂丘上に海岸林がある

海沿いに海岸林が数列あります。「遠州の斜め35度砂丘」と呼ばれるその上に海岸林があります。35度という角度を編み出すのに長年を要したと言われます

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