国際協力ボランティアの木村です。
久しぶりの投稿です。
私は8月から2ヵ月間、福岡にあるオイスカ西日本研修センターにて研修を受けておりました。
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研修中は西日本支部の啓発普及事業に携わる期間もあり、その期間を利用し、上司の方に頼み込み、福岡西区にある、生の松原と佐賀県唐津市にある、虹の松原を見に行ってきました。
まず、生の松原のほうですが、鎌倉時代にモンゴルの元寇を防ぐための元寇防塁としても有名な場所で元寇防塁史蹟、玄海国定公園、防風保安林に指定されている海岸林です。石垣と松林と海が絶妙に重なり合った、美しい場所です。
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次に虹の松原ですが、ここは三保の松原(静岡)、気比の松原(敦賀)と並ぶ、日本三大松原の一つです。車道の両脇に松林が広がり、車で走っていると、まるで松のアーチを潜っている感覚になります。車から降りると、松の香りが鼻腔をくすぐりました。ここも名取市同じように後背地にある作物を守るべく、防風、防潮、防砂のためにマツが植えられたのが始まりだと言われています。実際に田んぼがありました。さらに線路があり、電車も走っていました。
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IMG_7834 smallどちらの松原も海岸沿いにきれいなマツのラインを描いています。今まではプロジェクトの現場で目にするのは、小さな苗ばかりだったり、治山工事をしている現場だったりしたわけですが、今回の2つの大きな松林を見ることによって、海岸林再生プロジェクトの完成形をイメージすることができました。と同時に不安も覚えました。あの数十センチの苗がどっしりとしたマツになるのか…正直、不安です…。しかし、途方もない年月をかけてでも再生する!という強い気持ちがあってこその、海岸林再生プロジェクトです。不安との戦いもまた、覚悟の上!ゴールはあるから大丈夫さ!という気持ちですよね。

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