2011年9月に知り合った種苗組合の方に指導していただき、
昨年播種した1年生クロマツ約90,000本の「根切り」を行いました。
手で切るのでなく、機械で切るのです。
根を切ってしまうの?と思いますが、まさにその通り。
「根切り」とは、直根を切ること。
地上部の成長を一端止め、細根の充実を促します。
そして、地上部が頭でっかちでなく、活着率の高い、丈夫な苗を作ります。
特注の「刃」がトラクターの後ろについており、18cmの深さでザクザクと切ってゆき、第1・2育苗場ともに、作業はわずかな時間で終わりました。
すぐに水遣りをし、こののち仮植、床替移植という手順です。
移植作業は1ヵ月以上は続くでしょう。
それが終わると育苗場は全面緑色になります。
6月14・15日の発芽視察ツアーの時には、一面のクロマツ畑を
見ていただきたい一心です。いい季節になっていると思います。