最近耳に残った話

2013年2月25日( カテゴリー: 本部発 )
この数日の間に聞いた話です。

「某大会社が東北で3月上旬にイベントをやろうとしているが、全く上手くいっていない」
「イベント疲れ、リーダーの疲れだと思う。我々も身につまされる」
その方も、その明るく前向きな性格から多くの場所で頼りにされています。
震災前から、個人としても、仕事としても週末にはイベントに関わっています。
その上、震災があり、誰もが奮い立って復興を目指している。その先頭に立って2年。
まさに今、3.11前に、盛り上げねばならないと気力をふり絞っている方はきっと多いことでしょう。
部門や業務は違っていても、必死でこらえている人たちの事を知るとシンパシーを感じます。
現場では、土日も、早朝もフル稼働で、たくさんのダンプが走っていますが、
皆、積み荷の土砂をまき散らさぬように、住民に迷惑をかけまいと本当に丁寧に運転しています。
後ろを走っていて気付きました。頑張っているんだなあと励まされました。
つい先日も大学の先生から、
「リーダーの個の力に頼り、空中分解を起こし、活動が尻つぼみになる例が多い。
復興に寄与しようという組織の淘汰が著しい」
と聞きました。
また、役職者に周りがついてゆかず、 一人で打ち合わせをし過ぎて、
大きな誤解・勘違いをしたまま仕事を進め、
最終判断の一瞬前に外部の指摘で軌道修正した例にも出会いました。
(本当に一生懸命やって下さる方です。こうなった理由も知っています)
こういうことは、全く他人ごとではありません。
「がんばっぺ!」と早2年。身の丈を越えた仕事も多いです。
これからも膨大な業務を、しかも長丁場にわたって裁き切らねばなりません。
最悪のリスクも念頭に置きながら、できるだけ自分たちを客観的に見なければと思います。
何より笑顔と感謝する気持ちを忘れず、仲間を大事にして今後も頑張りたいとシンプルに思います。
昨日の新聞では
「厳しい局面では楽観的に、順調な場面では慎重に」
という某商社の新社長の言葉が目に留まりました。

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