3月17日も朝から金沢市内で木育スクールを開催しました。珠洲市に戻り地域のつながりの場を作る活動をされる方や、小さなお子さんを持つお母さん方、大学関係者、NPOや公的な団体の方など様々な方にお集まりいただきにスクールを開催させていただきました。
この日も、オイスカの続けてきた木育の取り組みからお伝えできることをお話させていただいた他、石川県の森林の状況を県の緑化推進委員会の方よりお話いただき、地域の森林の状況をとても分かりやすく教えていただきました。石川というと、漆器などが有名ですが、使われているのは、古くから地域で「アテ(能登ヒバ)」と呼ばれる木であり、林業遺産登録された「アテ林業」など、森林、林業、木材など、木と能登の歴史や文化は切り離せないものであり、「木育」を通して、そういった能登の森林や木の文化も子どもたちに伝えて、未来へつなげていくことの大切さも感じました。木育スクールの中では、輪島で受けとってきた能登ヒバのつみ木を使ってワークを行いましたが、皆さん香りに癒されながら取り組んでいただけたようです。
石川県の森林の現状についてお話しいただきました
赤ちゃんも気に入った様子
今回スクールを受講していただき、国産材のおもちゃと能登ヒバのつみ木を寄贈させていただいた団体の方からは、「これから珠洲市で親や子どもたちの場づくりをすぐにでもしたいと思っているので、今回のように、物の支援と共に、やり方も教えていただけるとすぐに活動をはじめることができるので、とてもありがたかった」という言葉もいただきました。
物を送って終わりではなく、私たちがやってきたノウハウをしっかり地域に伝えることで、地域や取り組みごとに、使い方、やり方は変わっていくのかもしれませんが、物もノウハウも地域で活きて、つながっていくのだと感じました。
また、今回様々な立場の方々にご参加いただきましたが、その中で新たな連携の形も見えてきました。今後さらに石川県・能登地域での地域に根差した「木育」を通した支援・取り組みを進めていけそうです。
金沢市にて
3月18日は金沢市から山梨・東京に向け移動。今回、たくさんの方とお会いし、現在の状況、復興への想いもお聞きし、私たちに何ができるのか、何が必要とされているのか考えた4日間となりました。
珠洲市や輪島市は、震災により大きな被害を受けた地域でもあります。珠洲市には12月に引き続き訪問させていただきましたが、大きな道路などは復旧し、宿泊施設やお店なども少しずつ営業を再開したり、時間を延ばして営業している様子が見られました。しかし、壊れたままの建物や崩れた山など、そのままになっている場所もまだまだ多くある状況です。また、震災後、地元を離れざるを得なかった方々も多くおり、時間が経つごとに、二次避難先などに生活の基盤が移れば、地元に戻る選択が薄れてしまうこと危惧する声も聞こえてきました。
しかし、前回と今回の訪問を通して、被災地域に暮らす人々が、その地域に皆が安心して戻ってこられるように、そして、地域が震災前以上に元気になるようにと、地域復興の未来に目を向け取り組んでいる姿を目にし、我々も引き続き能登の皆さんと一緒に取り組んでいきたいとと強く感じています。
今回の活動は、「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」の助成金をいただき実施することができました。活動に対しご理解とご協力をいただき、ご寄付くださいました沢山の皆様に重ねて感謝申し上げます。引き続きのご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。