こんにちは。大変ご無沙汰しております。
山梨県支部の田中千恵子です。
2025年3月15日~18日にかけて能登半島地震の被災地であり、能登半島の先端に位置する珠洲市、また、被災者の方が多く二次避難されている金沢市へ訪問し、国産材の玩具の寄贈と木育スクールを開催してきましたので、3回に分けて現地の様子や感じたことを書かせていただきます。
山梨県支部として被災地域への訪問は9月、12月に続き3回目となります。私自身も12月に初めて能登を訪問する機会をいただき、今回が2回目の訪問となります。
支部の事務所がある山梨県の甲府市から珠洲市までは車で約7時間(東京本部からだと山梨経由で更にプラス2時間)かかります。珠洲市へと向かう道は、復旧が進んでいますが、まだまだ整備途中のため、ガタガタしたり、細い道でカーブも多く、ハイエースの後部座席はかなり揺れましたが無事珠洲市に到着。一日目は移動と翌日の打合せで終了しました。
2日目の3月16日には、珠洲市にて保育園の保育士さんや保育施設の先生方を対象に木育スクールを実施しました。珠洲市では、昨年12月に保育園で森のつみ木広場を開催し、ひと時ですが子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。その際につみ木ひろばを開催した保育園や、市の保育施設の先生方に木育スクールを受けていただきました。
スクールでは、オイスカが目指す木育や、木育の意義、森や木の役割の他、幼児教育の専門家の先生からも寄贈したつみ木やおもちゃの活用のヒントや、「木育」が子どもたちにもたらす影響などをお伝えさせていただきました。先生方の中には「木育」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃいましたが、皆さん真剣に耳を傾けてくださり、つみ木を使ったワーク等も楽しみながら取り組んでくださいました。
つみ木を使ってストーリを表現していただくワークでは、被災後のご自身のことなども話してくださる場面もありました。皆さん笑顔でいるけれど、ご自身も被災をされており、心の中には表には出せない様々な思いがあることを、改めて感じました。また、過去に東北の震災後行ったつみ木広場を経験した上司から、子どもたちはつみ木などの遊びをとおして口に出せない気持ちを表出させるという要素があるということを聞いており、子どもたちへの支援の重要性を感じていましたが、それは大人にとっても同じかもしれないとも感じました。先生方にとっても、短時間ではありましたが、つみ木のワークや、木育について一緒に考える時間が、少しでも心の中を開放できるようなひと時になっていれば嬉しいなと思います。
今回のスクール後、先生方からも「学んだことを念頭に置きながら、保育の中に木に触れる機会を取り入れてきたい」「木の力を借りて子どもの心の成長をみていきたい」などという言葉もいただきました。寄贈したつみ木やおもちゃは、スクールで学んでいただいたことをヒントにしていただきながら、日ごろ先生方が実践される保育の中に取り入れていただければ嬉しく思います。
つみ木と使ったワーク
珠洲市にて
今回の活動は、「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」の助成金をいただき実施することができました。活動に対しご理解とご協力をいただき、ご寄付くださいました沢山の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。