みなさん、Selamat siang!(こんにちは)。
昨日に続き国際協力ボランティアの川村です。
今日はセンターのひと休みの様子をお伝えします。
ここインドネシアのスカブミ研修センターでは 午前と午後にそれぞれ休憩時間が15分ずつあります。 日差しの強いインドネシアなので、研修生たちは小屋や木陰に入って休みます。
休憩時間には女性生活改善部のibu ibu(お母さんたち)が作ったおいしいおやつが出ます。
そして・・・、ある日のこと休憩時間に休んでいると近くの木になっている実、パパイヤ!!を 研修生の一人が採って(拾って?)きて、そしてそれをポケットから出したナイフで切り、 器用に皮をむいていきました。別の一人は手鎌でこれまた器用に皮をむいていきます。 一口サイズに切られたパパイヤを差し出され、食べてみると、う~ん、enak(おいしい)!
しかし、他の研修生たちはまだ手をつけません。どうして?どうやら特性ソースを待っている様子。 一人がポケットからCabe Rawitと呼ばれる短いトウガラシを出して、 他の誰かがどこからかトウガラシをすりつぶす道具を持ってきて、トウガラシをつぶし、 これまた誰かがポケットから砂糖を取り出し、 また別の誰かがKecap Manis(甘い醤油)を持ってきて、全部を混ぜて 特製ソース(Rujak)の出来上がり!!
これは日本人の私にとっては ソースだけだととてもとても辛いのですが、パパイヤにちょっとだけつけて食べると、 あーら、mantap(最高)!!
パパイヤをフルーツとして食べてきた私にとっては 意外な組み合わせで大発見でした。こちらでは野菜感覚で食べている感じですね。 日本だとスイカに塩をかけて食べる感覚でしょうか。
こんな思わぬ発見をわずか15分の間にできてしまう、 インドネシアは豊かな食文化の国だなと思いました。
さらにみんな現役高校生。おしゃれや最新の音楽などの話もしつつ 上手に自然の恵みを食することができるその姿がとても羨ましかったです。