2026年3月3日

フィリピン出張日記9 再会とよみがえる思い出 その2

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    今日の報告はディポログの隣に位置しマングローブの植林をしたダピタンから。

    30年前も結構なご年齢だったと記憶していたコーディネーターのノノンさんは足が悪いと聞いていたのに、とてもお元気で安心しました。私の顔を見てノノンさんもいろいろ記憶がよみがえったようで、「村でホームステイしたよね」「船で沖まで行ったよね」と当時の話をいろいろしてくれました。


    そうそう、思い出した! 朝まだ薄暗いうちに船で釣りに行った時、ホームステイ先から船着き場まで灯りのない暗い道を「怖い、怖い」と思いながら一人小走りしたこと。生臭いにおいと船酔いで気分が悪くなり、ずっと船で寝ていたこと。また別の日、沖まで行って泳いだ時、あまりに美しい海の中を見て「わ~水族館みたい」という感動の仕方をした、本物を知らない自分に気づき愕然としたこと……などなど。

    ダピタンでは、1990年ごろからいろいろな資金を活用してマングローブ植林に取り組んできましたが、今は大規模植林はしていません。特に海岸に関しては、もう植えるところもないほどに植林したマングローブで埋め尽くされているようです。他の地域のように海岸浸食でマングローブが流されたり、漁をする際に住民によって傷つけられたりといったこともなく、森が健全に育っていました。

    植林した木とは別にもともとここに生えていたと思われる大きな木の根元にたくさんの筍根が出ていました。マングローブの根はタコの足のようになる支柱根がよく認識されていますが、そのほかにも板のようになっている板根、膝が曲がっているようになっている膝根、そして、文字通り筍が生えるようにニョキニョキ地面から出ているのが筍根(じゅんこん)です。あらためてよく見ると本当に筍みたい!
    マングローブっておもしろいなぁと再確認しました。

    青い空と海とマングローブの緑がとても美しく、見ているだけで気持ちが浄化されていくようでした。

    出張日記10に続く

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