2025年10月15日

【山梨県支部】地球環境再生植林フォーラム2025inフィジーレポート 前編

  • フィジー
  • 国内スタッフ(支部・研修センター)
  • オイスカ山梨県支部 田中です。昨年に引き続き、支部が実施している3ヵ年計画2年目のフィジーでの植林フォーラムの様子をご報告します。(昨年の植林フォーラムレポートはこちら➡前編後編


    ■9月17日(水)

    さて、成田空港第2ターミナルに集合し、参加者の皆さんとご挨拶をしたら、いよいよフィジーへ向けて出発です。フィジーまでは約8時間のフライトですが、機内が寒くてなかなか寝ることが出来ず、、、暖かな国に向かう時も、寒さ対策は大切です。

    ■9月18日(木)

    定刻どおりフィジー到着。到着後の荷物検査で食料品(お土産)を大量に持ち込んだ事務局(自分)のバックのみ開けられてチェックを受けましたが、皆さん無事フィジーに入国。ホテルでしばしの休憩後、オイスカがフィジーで連携している青年スポーツ省と協働運営しているナサウ研修センターへ。今年も、青年スポーツ省の大臣に歓迎していただき、ナショナルユースバンドによる伝統的なセブセブの儀式やメケと呼ばれる歌と踊りを披露していただきました!

    昼食後は、センターを見学、参加者の皆さんは初のカバ&お久しぶりのカバを堪能した後、オイスカがマングローブ植林を続けてきたコロトゴの植林サイトを見学しました。オイスカフィジーのジョジョさんより、マングローブによってサイクロンによる津波などの被害が軽減されたという各地からの報告や、コロトゴの村では、マングローブを植えたことで様々な種類の魚やカニが沖に行かずみ近くで採れるようになるなど恩恵を感じることで、理解も深まり、若い人たちも活動に参加してくれるようになったことなど、マングローブ林の意義・現在の状況などを説明いただきました。

    ■9月19日(金)

    フィジー2日目は早速マングローブ植林と「子供の森」計画参加校での植林&交流です。マングローブ植林は昨年も植林を行ったタガゲ村です。実は、昨年みんなで植林した苗木500本は、サイクロンなどの影響で数本を残し流されてしまったとのこと。そこで、今年は植え方を変え、苗木数本を束にして植えるという手法で再トライ!場所が違えば、環境条件も違うということで、事前に試験的にこの手法を試していただいていましたが、2度の波浪・高波にも耐えたとのこと。今回はしっかり根付いてくれるように、一つ一つ丁寧に植えました。また、一部泥と砂が入り混じった場所には、1本1本間隔をあまり広く取らず植える植え方でも植えてみるなど、場所や地形、土壌条件などによって様々条件の異なる中で、活着させて育てるということの難しさも改めて感じました。

    どんどん進む海岸の浸食を少しでも食い止め、タガゲ村の人々の「ふるさと」を守るマングローブ林に育つように心から祈りました。

    植林後は、カバも沢山飲ませていただき、おいしい昼食をいただいてから、次のロマ小学校へ。

    こちらも、昨年に続き2回目の訪問となります。今年は青空の下、生徒たちによるセブセブや、踊りや歌で歓迎していただき、マホガニーや果樹などの植樹を子ども達と行いました。太陽も子どもたちの笑顔もキラキラしていました。

    後編へつづく

    アーカイブ