こんにちは! ウズベキスタン沙漠化防止プロジェクト、インターンの柚原です。
「食べることは生きること」
私の好きな言葉の一つです。(決して、私の食べ過ぎを正当化しようとしているわけではありません‥)
「食」は私たちの生活に非常に重要なこと。興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
ということで、今回のテーマは、カラカルパクスタンの食事情。というよりは、グルメ情報特集かもしれないです‥
1. 塩分がポイント??美味過ぎる!野菜と果物
私がカラカルパクスタンに来て一番と言ってもよい程に嬉しかったことは何でしょうか‥?
それは「フルーツ、野菜、バリ美味い!!」です!
アプリコットにサクランボ、柿‥カラカルパクスタンのフルーツはどれも甘くて味が濃くて最高です。フルーツのみならず、ジャガイモ、トマト、きゅうり‥といった野菜も味が濃くて美味しいです。
中でも注目すべきは、スイカとメロンです。スイカはシャクシャクで水々しくてとても甘い。メロンはとにかく甘くてジューシー。
そして、こちら美味しいだけではないのです。なんと言っても安い。一番安い時はスイカ一玉40円、メロン一玉20円。破格の値段です。どちらもカラカルパクスタンの主要な農産物の1つで生産量が多いからでしょうか。夏場には道端で大量に売られています。
さて、なぜそんなに美味しいのか。その理由の1つに、塩分ストレスがあると言われています。
カラカルパクスタンの抱える農業の課題に塩害があります。塩分は植物にとって大敵で、悪影響があります。厄介な塩ですが、実はある程度の塩分ストレスによって果実の甘みが増幅するという研究があります。現地の方に聞くと、味の濃さは塩分が理由という人もいます。そんな事情も関連しているかもしれません‥
カラカルパクスタンの夏は非常に厳しく、強烈な日差しと暑さが襲ってきます。畑仕事は日中暑すぎるため、朝に行なっていました。日が登ればたちまち暑くなるので、なかなかに厳しい日々でした。
そんな日々の中、私を支えてくれたのはスイカとメロンでした。安い、美味い、水分補給の三拍子が揃ったスイカやメロンは、私に食べるという選択肢しか与えませんでした。
ホームステイ先では毎日のようにホストファミリーの皆さんと食べていました。一体どれだけ食べたか分かりません‥本当にありがとう。ご馳走様でした!!
メロン、とってもありがとう‥
2. いつでもナンとチャイ!〜カラカルパクスタンの食卓🍽〜
カラカルパクスタンの料理の特徴の1つは、どんな料理にもお茶とパンが付いてくることです。
カラカルパクスタンでは、カラチャイとコクチャイという2種類のお茶が中心に飲まれます。食事時には必須で、カラカルパクの人は、どちらのお茶も熱々にして(夏場でも)砂糖を入れて(多めに)飲みます。
パンは、現地ではナンと呼ばれており、丸い形が特徴です。(インドのナンではありません!)
※前回の質問の答えは、写真右下のペリメン(小さな水餃子のようなもの。肉と野菜のスープと一緒に茹でます)でした!
そんなカラカルパクスタンの料理は、小麦やジャガイモが中心です。小麦料理は基本的にカマル(小麦粉、塩、水を捏ねたもの)を作って、薄く伸ばして具材を包んだり、麺にしたりして、茹でたり蒸したり‥と調理します。つまり、カラカルパク料理をマスターするにはカマルを習得せよ!ということです。
味付けは基本、塩と野菜、肉の出汁。野菜が美味し過ぎるから調味料は少しで十分。トマトの味付けも多いです。
私が一番好きなのは、カバックマンタ。写真左上と右上がマンタです。カバックとはカボチャのことです。カボチャとタマネギの甘みと牛脂による濃厚な香りと味が最高の料理です。
3. クラウドファンディングはじまりました!
さて、話がかなり逸れますが、実は先日よりクラウドファンディングを始めました!
目的は、プロジェクトにおいて助成金でカバーしづらい部分のために活動推進費を作ること。具体的には、現地メンバーの給料や研究用資金などが挙げられます。
詳細はシンカブルのキャンペーンページ
(https://syncable.biz/campaign/7373/message#campaign-tabs )に記載しています。
プロジェクトにおける資金的な課題については、先日のオンラインイベント(https://youtu.be/55nOeMUNBwk?si=-msfilnbojTFBwCy )でも言及しました!
既に複数の方から温かいご寄附とメッセージを頂いています。ありがとうございます!
キャンペーンは3月20日までの予定です。拡散して頂けると助かります。どうぞよろしくお願い致します‥!
さて、今回はここまでです。
次回のテーマは「アラル海の変遷と未来に迫る」です。よろしくお願いします‥!
アラル海に沈む夕日と現地林業局の方