2025年1月1日

【新年のご挨拶】新たに飛躍に向けて!!!

  • 本部スタッフ
  • 本部事務局長の永石です。

    本年は10ヵ年計画の5年目に入ります。また、新たな方向性として、アジア太平洋地域戦略パートナーシップ構想に基づき、自然の力を活用した社会課題解決アプローチとしてのEcosystem Based Solution(EBS)、ビジネスセクターとのパートナーシップを通じた社会課題解決アプローチであるBusiness Based Solution(BBS)の二つのアプローチを引き続き実践していくことになります。併せて国連持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を更に進めて参りたいと思っております。

    海外におけるEBSの取り組みとしては、気候変動がもたらす様々な課題を植林などの緑化の推進を通じて解決するよう努力すると共に、これまでの活動をより強化して行きます。

    2024年度にはタイの山岳地域での植林プロジェクトにクラウドファンディングを活用して資金獲得を行うなど、従来とは違う支持者の獲得にも挑戦しており、本年度は、他国のプロジェクトにおいても同様の取り組みを進めて参りたいと考えております。

    また、基幹事業と位置付けている、ウズベキスタンの砂漠化防止プロジェクトでは、予定していた国連開発計画(UNDP)との連携がスタートしており、特に住民への啓発活動、砂漠における植林技術の確立の面で協力関係を強化し、より広大な面積の植林に着手出来るよう苗木の生産体制の確立にも取り組む予定です。

    「子供の森」計画では、各地のモデル的な活動を取り上げ、他国への拡散を行います。その一環として従来からの親善大使事業に加え、国内外の調整員研修を行いたいと思います。人材育成事業では、研修生の質の向上を図るため、送り出し側に大学等の高等教育機関を含め、選考基準を引き上げる計画です。事前研修にも力を入れ、特に日本語教育の充実を目指したい考えです。

    啓発普及事業においては、新たに共感を得る支持者獲得に向けた接触の機会として、オンラインや対面式でのトークイベント等を企画し、組織内外でのコミュニケーションの活性化を図ることを進めて行きたいと思います。

    今後、更なるオイスカに対する期待と多様なニーズに応えられるよう、活動の多角化と効率化、そして、持続可能な体制づくりに取り組んで参りたいと考えておりますので、今年とも引き続きオイスカ活動へのご支援とご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。

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