タイ駐在員の春日です。
今年最後の植林ボランティアとなった九州電力労働組合さん。素晴らしいメンバーによって有意義な取り組みとなりました。
その詳細については駐在員ブログで報告していますので、そちらを是非ご覧ください。
その九電労組さんの取り組みを実は脇で支えてくれた男の子が二人いました。
シュン君とコバケン君です。
最近強く思うのは、若い世代をどんどん育てたいということ。それは自分が年老いたということなのだけど(笑)、感受性の高い20代の無限の可能性を引き出したいという気持ちがとても強くあります。私自身が大学時代に体験したことから今の自分があります。そして体力のなくなった自分をサポートしてくれないかなあという伏線もあります。(笑)
そんな思いから二人にはオイスカスタッフと同じように動いてもらい、学び、感じ、そして最後にラオ島という電気もない島でのホームステイも体験してもらい、最後に感想文を書いてもらいました。
それがこちら!
彼らはすでに就職も決まり、これからオイスカの現場のような世界とはかけ離れた社会の中で生きていくでしょう。そんな中で彼らが生きてきた、そしてこれから生きていく日本の社会では触れられなかったことに触れ、気づけなかったことに気づき、そして自分自身を見つめなおすとても貴重な機会となったようです。
以下、作文からの一部抜粋です。
「タイの人々のおもてなしや気遣いに感動した。(中略)すべての人が優しく、随所に人間のあたたかさを感じたのは久々の体験だった」
「自然の影響が本当に直接的に生活と密着に関わっているため、それぞれが考えて 毎日本気で生きている生活をしていると思った」
「村の人々の意識がどのように変わったのかという話で、村人が主導で動くことで積極的に話して活動するようになったと聞いた。~中略~ (自分自身も)ただ知見や視野が広がっただけでは意味がなく、今後の自分の生活に生かしていくべきであるのだ」
「今後に生かすためには・・・今まで自分に矢印が向けられることが多かったが、矢印を相手に向けることで、いつかまた回りまわって自分に返ってくると信じる」
「こうした活動を(自分も)継続することが大切。・・・先人たちが真摯にボランティアに取り組んだりした結果、継続して村人たちは受け入れてくれているから、いかに継続が大切かがわかる」
長い人生の中で、この数日間はほんの一瞬。彼らのこれからの人生の道のりの通過点に過ぎない一瞬なのだけれども、今この時代に、そして彼らの青春時代にオイスカという軌跡を残すことは意味があるのだろうと改めて思えた。
闇バイトが横行するような世の中に閉じこもるのではなく、今の日本の若い人たちにはどんどん海外に飛び出して、新しい経験をしていろんな気づきを得てほしいと思う。自分を成長させるために、そして日本の将来を守るためにも!
日本の若者たちよ、大志を抱いて前にススメ!!
この春、チェンライで18歳~23歳を対象とするボランティアプログラムをインターン生が企画中!是非ご参加ください。
シュン君とコバケン君、2人の冒険を以下のブログでも紹介しています。