2024年8月12日

「箸とらば」第13回 四国研修センター滞在記① ー四国で見つけた日本の原風景 豊葦原瑞穂国ー

  • 四国研修センター
  • 本部スタッフ
  • みなさん、こんにちは! 本部・海外事業部の武原です。毎回、私が体験したことを「箸とらば」と題して発信しております。今回のテーマは、「四国研修センター滞在記① ー四国で見つけた日本の心ー」です。

    7月18日から19日にかけて、オイスカ四国研修センターで農業担当者会議が開催されました。本部と各センターから関係者が集まり、さまざまな議題について活発な議論を行いました!

    【詳細記事はコチラ!」

    今回の会議では、記録として写真を撮っていましたが、その時の1枚です。

    会議関係者の圃場視察に同行した時の朝7時の水田。「朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る」の気分だなと感じました。朝日に照らされる玉苗、山や雲が反射する早苗田、そしてその早苗田を吹き抜ける朝一番の清涼な風が、弥生の時からの祖先より受け継いできた歴史を見せてくれていました。

        吾が高天原に御しめす斎庭の穂を以ちて、また吾が児に御せまつるべし。
                                (神代紀、第九段、一書第二)

    稲作は神業。米には「稲魂」という魂が宿るといいます。日本書紀の“斎庭の稲穂の神勅”によると、天照大御神の命を受けた邇邇芸命が天孫降臨の際、民の主食とするように大御神御自ら天狭田長田で育てた稲穂を授けられたのが稲作の起源とされます。

    また日本書記には、

    『わが国は豊葦原瑞穂国とよあしはらのみずほのくに
    (日本は稲がみずみずしく出そろう、美しい国)

    と書かれています。日本人が米作りを始めて約2500年。ドイツの化学者、ユストゥス・フォン・リーヒッヒは日本の水田耕作を「土地を永久に肥沃に保つ無類の農法」と称えました。日本人は神話の時代からその恵みと命を子々孫々に伝えてきたのだなーと感じた視察でした。

    それでは、また次回のブログをお楽しみに!

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