オイスカ啓発普及部の鈴木です。
昨日(5/8)のタイ・オンラインイベントにご参加くださいましたみなさん、ありがとうございました。
申込制ではなかったので、当日まで何人がご参加くださるかわからなかったのですが、約60人とZoomでお会いすることができました。
司会をしながら、タイの人たち、みんな楽しそうだな~ 暮らしの近くに自然があり、なんだかゆったり暮らしているような気がするな~ と画面越しのタイの暮らしを見て楽しくなりました。
「タイのスタッフがオイスカの活動を全身で楽しんでやってます!という雰囲気が満ち溢れていました」と、参加した方から感想をいただきました。
本当にその通り! スタッフが楽しんでいるので、活動に参加している子どもたちや地域のおじさん、おばさん、先生も楽しくなるのでしょうね。
それに、もうひとつ感じたこと。
森は「財産」なんだなということ。
先祖から代々受け継がれ、親から子へ、子から孫へと受け継いでいくことができる大事な大事な財産。
その家だけではなく、地域みんながその恵みを受けることができる「地域の財産」なんだなと。
同じ財産でもお金は使ってしまえば終わり。
でも、森は使っても使っても大地が新しい命を育んで、恵みをもたらしてくれる。
いろいろな生物も生息することができ、渇水や洪水も防ぐ、二酸化炭素の吸収や貯蔵の役割もあり、地球にとってはとても大事な役割があります。
でも、それ以前に、森の近くで暮らす人にとって、「生活を安定させることができる」「親から子へ文化もつなぐことができる」大事なものなのだと感じました。
乾季は森の中にいて、雨が降ると森から出てくるというウシガエル。
雨上がり、ぴょんぴょん跳ねるカエルをみんなが楽しそうに捕まえている姿が想像できます。
そして、それを茹でたものを子どもたちが先を争うように美味しそうに食べている姿が微笑ましく思いました。文化を引き継ぐってこういう日常の中にあるのだな。なんだか素敵だな。
オイスカが目指すのは、
そこに住む人々が自分たちのふるさとで自然の恵みを受けて、家族と共に幸せに暮らすことができる持続可能な地域社会をつくること。
スリン県ノントーン村の人たちの幸せそうな姿を見て、オイスカが実現したい地域社会がそこにあるような気がしました。
クラウドファンディングに挑戦中のチェンライ県のマイチャルーン村でも、自然とともに幸せに暮らすことができるよう、森づくりの応援をし続けたいと思います。
みなさんも末永く応援してくださいね。