2024年4月17日

「箸とらば」第7回 第107期 新入社員研修に参加して

  • 中部日本研修センター
  • 本部スタッフ
  • みなさん、こんにちは! 本部・海外事業部の武原です。
    毎回、私が体験したことを「箸とらば」と題して発信しております。
    今回のテーマは、「第107期 新入社員研修に参加して」です。

    4月2日~4月6日までの4泊5日の日程で、中部日本研修センターにおいて「第107期 新入社員研修」が行われ、総勢20名の参加者の方々と共に研修を受けました。

    新入社員研修が行われる1ヵ月前から、インターンとして中部日本研修センターで生活を送っておりましたが、初日は大変緊張しました。大学を卒業してから初めて本格的な研修への参加となり、新社会人としての心構えやチームとして動く重要性を学びました。

    特に印象に残っていることは、農業実習・生命の循環学習・掃除実習・野外総合実習です。
    農業実習では、ナス・唐辛子の移植(ポットに移し替え)を行いました。1ヵ月前に自ら播種(種まき)した苗を見た時は、とても感慨深かったです。

    研修指導員の筑田明生副所長からは、「農業の言葉に苗半作(苗の出来によって作柄の半分が決まるという意味)という言葉があるほど苗づくりがとても大事。苗を移し替える時に、根が切れないように植えるのがポイントになる。根が切れてしまうと苗にダメージがいってしまう。」と移し替える時に気を付けるべき点についての説明がなされました。

    移植作業中。慎重に苗をポットに移します!

    生命の循環学習では、鶏の解体を通して感謝することとは何か学びました。鶏の体温を手で感じながら、命の重みを感じながら身を持って「命に感謝しながらいただく」ことの大切さをより一層意識しました。

    掃除実習では、人間を創る一番の基本になる「そ(そうじ)・わ(笑い)・か(感謝)の法則」を学びました。「そ・わ・かの法則」のうち、そうじは「自分を磨く」近道であると講師の高野修滋先生から教わりました。人は見ているものに心が似てくる。トイレ掃除は、その心を美しく磨き綺麗にする近道だと感じました。

    便器を隅々まで徹底的に掃除! 心も磨きました。

    研修の集大成としての野外総合実習は、「チームワーク」・「共にいる仲間」の重要性を改めて考えることができました。34㎞という長距離を完歩できたのは、ひとえに仲間の存在であり、また班の仲間がお互いの役割を全うしながら支え合うチームワークがあってこその完歩だと感じました。
    実習中は、足や腰の痛みなどで何度も挫けそうになっていました。その度に、お互いに声をかけ士気を高めながら「ゴールするぞ」という気持ちを呼び起こしていました。
    このことは、お互いに共有された「理念」や「目標・目的」がなければ組織の中に能動的なチームワーク・組織力が生まれないという学びになりました。

    この4泊5日の研修は、私にとって大変濃密な時間でした。
    人間の基礎的な部分から普段経験できないことまで学べた研修は、私の精神を強くしたと同時に人間力も向上できたのかなと感じました。これからオイスカ・東京本部での勤務が本格的に始まりますが、まだまだオイスカを知っていく必要があります。
    業務を通して、オイスカの歴史、オイスカの事業、オイスカの実績など諸先輩方が紡いできたものをしっかり自分の中に吸収できるように精進したいと思います。そして、少しでも吸収したものをオイスカの理念を実現できるように活かしていきたいです。       

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