タイ駐在代表の春日です。
バンコクを離れ、陸路、ミャンマーとラオス、タイが国境を接するゴールデントライアングルの近くの村まできています。
以前、こちらのブログ( https://oisca.org/blog/b230922-2/ )で、タイ北部のチェンライ県チェンコン郡の村が森づくりをしたいと熱心に訴えてきていることをお伝えしました。
その後、村長さんや村人へのヒアリング、植林現場の確認、村の産業や人口構成などの状況確認を綿密にしました。天然環境資源省の役人で、オイスカタイの役員でもあるカヤイさんにも村に来てもらい、政府森林官の知識と経験から、村の森をどう守っていくのが村にとって良いのかを俯瞰して、どんなステップを踏み、どう動くべきか具体的な方法について村長さんとも話し合いました。
単純にターゲットの場所に植林すればよいのではなく、その土地が政府によって保存林とされているのか、単なる国有地なのか、コミュニティフォレストとして地域で活用できる森に登録できるのか、その土地の種類によっても動き方が変わってきます。
植林して、木々が生長して森になった後、住民たちにとって最も良い形で生かされるように、今から作戦を練って動くのです。
やみくもに植えるのでは結果が最大限に生かされないことは、タイでの20年の活動の中で学んできました。
それでも、私たちがいちばん大切にしていることは、こちらの想いではなく、資金があるかどうかでもなく、村長さんはじめ、多くの村人が森づくりへの強い熱意を持っているかどうかです。
マイチャルーン村は、86世帯で302人の山間の小さな村です。
みかん農家が多く、ランブータンの栽培、稲作、天然ゴムの生産などで生計をたて、住民からの聞き取りでは、平均年収は5~6万バーツ(約20万~24万円)とのこと。
私は、このマイチャルーン村に滞在して、村人とたわいもない話をして、村の中を案内してもらいながら、彼らの生活を感じる中で、山に守られ、森と共に生きてきた彼らの生活が、とても誇り高いものだと気づきました。
笹に守られるかのようにしてひっそりと小さな石積み。二つの小さな祠は彼らのお墓
よし!
何年かかるかわからないけれど、マイチャルーン村の人たちと一緒に頑張ろう。
そんな勇気と力が湧いてきました。
残る問題は、資金
資金をどう工面するか、私に重くのしかかるプレッシャー
幸い、クラウドファンディングに挑戦してみようと、本部から話がありました。どれだけご支援をいただけるのか検討もつかないけれど、尻込みしている場合ではありません。READYFORさんのお力をお借りして、準備を重ね、今日の9時にスタートしました!
クラウドファンディングのスタート初日に目標金額の10%、5日で30%の支援をいただいていれば、90%の確率で目標達成するとのこと。
どうしても、目標をクリアしたい。
マイチャルーン村の人たちが、脈々と受け継いできた彼らの文化や森とともに生き、心の豊かさを大切にして幸せに暮らせるよう、クラウドファンディング最終日の5月22日まで駆け抜けます。
ぜひ、ご支援おねがいします。
▼▼ ▼▼▼▼ 詳細・ご支援はこちらから ▼▼▼▼ ▼▼
URL:https://readyfor.jp/projects/oisca-2404
第一目標金額:200万円
支援募集期間:4月8日(月)9時〜5月22日(水)23時