皆さんこんにちは! 現在東京本部でアルバイトをさせていただいている元CSOラーニング生の中屋美里です!
3月15日にオンラインイベントを開催します!↓
2月9日から11日の3日間、オイスカが宮城県名取市で行っている海岸林再生プロジェクトの現場に訪れ、間伐作業の体験をさせていただきました。
私は2022年5月からの半年間、オイスカ・インドネシアのスカブミ研修センターでインターンをさせていただいたのですが、インターン期間中にマングローブの植林地に訪れ、広大なマングローブの森を見て感動したことが今でも強く印象に残っています。
そこで、日本国内で復興プロジェクトとして取り組んでいる海岸林の現場も見てみたいという想いと、今まで被災地に訪れたことがなかったこともあり、「名取に行きたい!」と思うようになりました。そして東京から約6時間かけて移動し、念願の海岸林の現場に到着しました!
9日は翌日行う間伐作業のための印づけ(間伐する木にあらかじめテープを巻いておきます)を行い、その後、職員の方に海岸林内を案内していただきました。インドネシアで見たマングローブの森を思い出し、これだけ広大な森が林業局の皆さんやボランティアの方々によって大切に育てられたと思うと、自然を再生させることができるのは人間であり、自然に生かされている私たちは保全の責任と敬意を持つことが大切であると改めて感じました。
10日はいよいよ間伐作業です。海岸林再生プロジェクトを担当する本部職員の吉田さん、林さん、浅野さん、ベテランボランティアの方々と中部の研修生2名、4月からオイスカ職員になられる竹原さん、同じCSOラーニング制度でインターンをしていた和泉さん、畑さんと計550本のクロマツを間伐しました。
元気に育っている木を切るのは心が痛かったですが、クロマツが防風林としての役目を果たすためには必要な作業で、切った木はチップや堆肥などに再利用されていること等を学びました。私も慣れないノコギリを使用しながら作業しました。翌日には足腰が筋肉痛で、作業中も木を一本切るのにもかなりの体力を使うため、自然を維持管理することは容易ではないと身をもって経験することができました。
なぜクロマツ・アカマツを植林するのか?なぜ間伐するのか?それぞれには必ず理由があり、なぜ?を大切にすることも学びました。私は直感で行動することも多く、何をするにも大切な心得であるため今回のボランティアでは人として、これからの人生においても大切なことを学ぶことができたのでは?!と思います。
11日は中浜小学校や震災復興伝承館に訪れ、震災の被害について学びました。災害の怖さと復興までの歩みを知り、こうして自分が生きていることの尊さを痛感しました。
名取の海岸林に訪れて、オイスカ職員の方々から植林に関することだけでなく協力してくださっている地域の方々との関係性を構築し、大切にしてくことが如何に重要であるかを学びました。専門性と人間力の両方を兼ね備えたオイスカの方々はいつまでも私の憧れです。
また、ベテランボランティアの大槻さんが別れ際に「ありがとう!」と握手してくださったこと、本当に嬉しかったです。素敵な方々によって支えられている取り組みであることを実感し、胸が熱くなりました。
自分の想いを真剣に伝え行動に移すことで地域の方々の暮らしを守り、繋がりを広げることができる。そのことを間近に見て感じることができ、オイスカの活動に対する想いに触れることができたことで、やはり自分も自然を守り人と自然の繋がりを広げることができる活動がしたいと改めて感じました。
自然環境を守る、再生するということは単に緑を増やしたり生態系を回復するだけではなく、人々の繋がりや地域コミュニティの活性化に繋がることを感じ、人を巻き込む力やコミュニケーションの取り方など、人として大切なことを学ぶことができた貴重な機会となりました。自分も吉田さんのように熱い想いを行動にし、周りの人々を巻き込んで地域のため自然のために行動できるようこれからいろいろと頑張ります!
楽しくも学びのある機会を作ってくださった全ての方に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。またぜひボランティアに参加したいです!