フィジー駐在員の菅原弘誠です。
オイスカが各国で進めている人材育成事業は、それぞれの国で将来を担う若者への、農業の技術指導を中心に進められています。
フィジーでは、国立青年研修所での研修生への農業指導がそれにあたりますが、より良い研修生を育てるためには、その指導を行うスタッフの成長が、欠かせません。
フィジーでは、研修生への実質的な指導は全て、現地スタッフが担っています。彼らもかつてはフィジーの研修生で、その後日本のオイスカ研修センターで学んでから、スタッフとして指導にあたっています。
そんな彼らは今、研修生だけにではなく、外部の村や、政府が主導して行うワークショップでも、講師として招かれ、指導を行うようになっています。
2年9ヵ月の私の駐在の間に、彼らは少しずつ、着実に成長を見せてくれています。
日本で学んだことをフィジーで実践し続けることは、簡単なことではありません。 それでも、彼らの中にある、「日本のオイスカで学んだから」という誇りと自信が、 これからの彼らの成長の大きな支えになると思います。 ビナカ!