2020年7月27日

中部日本研修センターの今 その1

  • 中部日本研修センター
  • 本部スタッフ
  • 本部・広報室の林です。
    東京をはじめ、各地の都市部でコロナウイルス感染者が
    どんどん増えている状況の中ではありましたが、
    26日から28日にかけて中部日本研修センターに行ってきました。

    愛知でも感染者は増えているものの、
    センターは豊田市の山の中。
    ほぼコロナウイルスとは無縁のような環境。
    ……ということで、東京から人が来る!と
    かなり警戒されていたようで、玄関に着いたとたん
    同行していた「海岸林再生プロジェクト」担当部長の吉田とともに
    “ピッ”っとおでこで体温を測定されました。

    「初めて使いました」といわれたので、
    私たちが来るからと慌てて購入したのかも。

    27日は5時15分には起床。
    研修生が毎朝5時30分に野菜の収穫に行くというので、
    同行させてもらうことにしていたのです。

    20200727_054631

    最初に向かったのはオクラの畑。
    (一番右が私です)

    マレーシアの研修生、シャリフさんが
    ハサミの柄の部分をものさしにして
    「これより大きいものを収穫してください」
    と、素人の我々にレクチャーをしてくれました。

    CIMG1016

    以前センターで体験した際は、収穫したオクラの下の葉を
    ハサミで切り落とすところまでやりましたが、
    シャリフさんによると、朝の収穫時間短縮のために
    別に「管理作業」の時間を設け、その時に切り落とすから
    今は収穫だけで大丈夫と説明してくれました。

    「マレーシアのオクラよりとても小さい」とシャリフさん。
    一緒に作業をしていたフィジーのライさんは
    とっても体が大きいので、彼がオクラを手にすると
    本当に小さく見えます……

    CIMG1013
    CIMG1024
    CIMG1026

    次はナスの収穫。

    つやっつやのおいしそうなナス。
    シャリフさんの顔が葉っぱで隠れてしまいました……。

    たくさんとれました~~~!

    CIMG1029
    CIMG1032
    20200727_062617


    最後はキュウリのハウスへ。

    ここでレクチャーをしてくれたのは
    指導員のグレゴリーさん。
    シャリフさんと同じマレーシアの出身です。

    収穫の目安として、キュウリの頭と先端の形、
    そして長さを教えてもらいました。
    さらには「一番大事なのはトゲトゲが取れないように
    あまり触らないこと!」と。
    これは販売店から指導を受けたのだそう。

    東京では長雨の影響で野菜が高くなっている中、
    生育不良のキュウリを根元に捨てていく
    グレゴリーさんと研修生たち。
    「東京にもらって行ってもいいですか?」と聞くと
    「畑の肥料になるからダメ!」。
    がっかりしていると「もっといいキュウリをあげますから」
    やったー!

    言葉通り、た~~~~~~~くさんの
    キュウリやカボチャ、ナスなどのお土産を
    いただいて帰ってきました。スタッフ大喜び!!

    28日の朝、東京に帰る時、畑の横を通ると
    研修生とボランティアの方々が
    管理作業の合間に休憩をしていました。

    DSCN6231
    DSCN6232


    フィジーのライさんとマレーシアのシャリフさん。
    そして一番右は、前日養鶏場で卵の回収作業をしていたタイのデンさん。
    その左にいらっしゃるのはボランティアのSさん。
    市内の学校の校長先生を務めていたSさんは、
    退職後にオイスカでボランティアをスタート。
    長年、こうして研修生と一緒に毎日畑で作業をしてくださっています。

    たくさんのボランティアさんに支えられながら、
    研修生たち、元気に研修に励んでいます!!

     

    アーカイブ