広報室倉本です。
2月の中部日本研修センター出張の折、長年オイスカ活動にご協力いただき、2015年からは技能実習生の受け入れも行っている豊田汽缶株式会社(オイスカ賛助会員)の会長 勝田好和さんにお話を伺う機会をいただきました。
20年ほど前、豊田東名ライオンズクラブが主催する日比の中高生の交流を主な目的とした植林ツアーにライオンズクラブのメンバーとして参加。その際にオイスカ・バゴ研修センター(以下、センター)に訪問したことをきっかけに、オイスカとのつながりができたという勝田さん。以来ツアーで何度かセンターと交流する機会があり、2009年にはツアー中にセンターの養蚕事業に用いるボイラーが故障。手に技術のある勝田さんが、ツアーを抜けて修理に当たってくださいました。これを機会に、ボイラーの修理や点検などをボランティアで引き受けてくださり、現地スタッフに指導いただくなど、現在までさまざまな面でご支援をいただいています。
バゴ研修センターで行う養蚕事業(製糸)に関わる工程の中で、ボイラーは煮繭機(まゆを煮る)や繰糸機(柔らかくなった繭の糸を合わせて抱合し1本の糸にする)などの機械を動かす動力源として、重要な役割を果たしており、各機械含めボイラーなどの設備の管理もスタッフが行わなければなりません。
これまでブログで何度か、フィリピンのネグロス養蚕プロジェクトや現在進む N 連※による養蚕普及全国展開支援事業について、関連情報をお届けしていましたが、私はこれらの養蚕プロジェクトが実施されてきた陰に、ボイラー等設備管理がとても重要であることに恥ずかしながら思い至ってはいませんでした。
13 年にも勝田さんはボイラーの修理や管理について、実際に作業を行いながら、現地スタッフを指導して下さっており、お話の折にその様子についてもお聞かせいただきました。
次回の中部日本研修センター出張レポートで、その内容をお伝えします。
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※外務省「日本 NGO 連携無償資金協力」