広報室倉本のフォレスターズスクールレポート 後編(前編はこちら)です。
午前に世界の環境や日本の森林について講義を受け、たくさん知識を吸収した後、午後はちゅうでんフォレスターのメンバーの指導のもと、中部日本研修センターの裏山で間伐を体験しました。
はじめに安全のためにしっかりと事前の説明を受け、班に分かれていざ間伐。
指導者から、切り倒す方向の決定の仕方(開けた方向かつ斜面上部に向かって倒す)や、のこぎりの使い方(のこぎり全体を使って大きく動かすと、力まずに切れる)、声掛けの重要性(木を切る人、倒すために木に結んだロープを引く人の連携と安全が重要です)などを伺い、参加者ははじめての体験にたのしみながら作業をすすめていました。
また、切り倒した木をさらにチェーンソーを使って切る体験も行い、のこぎりと違い、刃(本体)を動かさず少しの時間で切れることに驚く声や、扱いの難しさを実感したとの声が聞かれました。
実践を終えて教室に戻ると、一日の振り返りとしてワークショップを実施。
日本の森林、世界の森林をテーマに、現状と課題から政策提言を行うなら、という設定で各班で話し合いを行い、実現していくために自分にできることも含め発表し、環境問題について自ら興味を持って、他の人に呼びかけるなどの意見が上がりました。
ほか、ワークショップでは、この日の体験や学びははじめてのことが多かったとのことで、貴重な体験になったという声も多数聞かれました。
私も、今回フォレスターズスクールをはじめて体験したのですが、森林や環境への学びが深まっただけでなく、参加者が老若男女さまざまで、一緒に学び、体験し、意見を交わすめったにない機会として、今後につながる一日になったと思います。