こんにちは、広報室の倉本です。
11月も半ばを過ぎて、少しずつ冬の気配を感じるようになってきました。
朝一の洗顔時、冷水を顔につけるのに覚悟を持ち始めるこの頃です。
ついこの前まで、夏の暑さ対策に塩飴を買ったり、ひんやりする繊維のタオルを用意したりと
あたふた準備をしていたような気がするのですが、季節が過ぎるのはあっという間ですね。
そして、季節の移り変わりは月日の経過を思い起こさせるもの。
最近、オイスカの過去のさまざまな情報を、これまでの記念誌を元に少しずつ調べているのですが、
オイスカも1961年の設立以来、たくさんの季節と活動の積み重ねの上に成っているんだなあと
改めて感じています。記念誌だけでなく、CFPのニュースレターとしてお馴染みの
LOVE GREEN NEWS第1号や、オイスカとして活動が始まったばかりの時期に撮られた
写真のフィルムなど貴重な資料が多数あり、職員となり日の浅い私の勉強のためにも、
その中で気になったものを今後こちらで不定期にご紹介できたらなと考えています。
さて第一回となる今回は、オイスカ岐阜県支部の創立20周年記念誌から。
記念誌によると、岐阜県支部は㈶オイスカ産業開発協力団岐阜県支部として
1975年に設立されたそうで、記念誌にはその年に行われた第9回オイスカデー記念式典の写真や、
岐阜県各支局の活動写真などが掲載されています。
記念式典には常陸宮殿下・妃殿下をお迎えし、岐阜グランドホテルで開催されたのだそう。
とても盛大に行われていた様子が見て取れます。
また、91~94年に行われたタイの植林事業の様子も。
現地の県知事やたくさんの村の方々も交えて和気あいあいの雰囲気。
毎年4万本もの木を植えたとのことで、とてもやりがいのありそうな作業です。
各支局の活動の様子では、国際親善交流大会や、中部研修センターの研修生を交えた行事、
当時のタイ・チェンライ県副知事が大垣市役所を表敬訪問など、
支局ごとに特色のある事業の写真が多数掲載されていました。
(以下にある支局以外にも、岐阜北支局、中濃支局、岐阜中央支局、
岐阜本巣支局それぞれとても印象深いショットが載っていました)
その他にも75~95年までのいろいろな場面
(15周年の式典や、阪神大震災時のボランティアの様子など)がまとめられており、
その時々の背景も思い起こされるような内容となっていました。
この記念誌が発行されてから23年。
23年前のことと聞いて「あれ、そんなに前のことじゃないね」と感じるか、
「そんなに経つのか~」と感慨深く思うのか、それはそれぞれ違うところだと思います。
しかし、岐阜県支部が75年に設立し、このような歴史を辿り、関係した各国や人々、
そして自然において、現在に至るまでに影響を及ぼしたものは本当に大きなものではないかと思います。
今、この記念誌を手に取りそんなことを考えつつ、
他の支部ではどんなことをされていたのかな~とさらに興味を深めています。
記念誌もそうですが、当時の行事の資料や写真も探してみたいと思います。
さらに、「こんなことがあったよ」「こんな資料があったよ」という情報があれば
ご提供いただけたら嬉しいな、とか考えてみたり。