2023年3月9日

大阪マラソン 人を応援したくなる気持ちが分かりました。

  • 四国研修センター
  • 海岸林再生プロジェクト
  • こんにちは。四国研修センターの安部です。

    2月26日(日)、大阪マラソンに参加してきました。

    (一緒に参加した研修生のサライの感想もぜひお読みください。)

    5回目のチャリティーランナー。6回目のフルマラソン。

    前回参加した2019年は中部日本研修センターからで、四国に配属になってからは初めての参加でした。

    本当は2022年のチャリティーランナーなのですが、昨年はエリートランナーのみの開催となったため、今回走ることになったのです。2021年の秋に募金にご協力下さった皆さま、ようやくチャリティーランナーとして走ることができました。応援ありがとうございました!

    エリートランナーではない、私くらいのランナーにとってのマラソンは、練習で苦しんで本番で楽しむか、練習で頑張れずに本番で苦しむか。

    完全に後者となってしまった今回、苦しいのなんのって、そりゃもう……。 練習で頑張れなかったんだから、自業自得なんですけど。

    スタート前にみんなで。まだこの後の苦しみを知らないので満面の笑みです

    それでも今のベストを尽くそうと、後半エネルギー切れを起こさないように炭水化物をため込む食事にしたり、コーヒーを控えたり。コーヒー好きなくせにカフェインが入るとすぐにトイレに駆け込む私は、マラソンでもいつもトイレに捕まることになり、大きくタイムをロスしてしまうんです。

    今回はスタート位置に向かう前に行ったトイレで、なかなかの爽快感!いい感じかも!

    気分よくスタート位置に向かっていくと、スタート位置のちょっと手前に無数の簡易トイレが。

    もう1回行っとくと完璧じゃない? という心の声に従って列に並ぶと、前にはかなりの人数。

    横の列に並んでる人が「1人1分として、並んでるのが50人くらい。50分!? スタート間に合わんやん!」と言うのを聞いて、こりゃまずい、トイレはもういいか、と思った頃には並んでいた間に冷えたせいかすでに尿意が・・。周りからは運営スタッフの「スタート位置に移動して下さい!ゲートが閉まります!」との警告。

    並ぶも地獄、並ばぬも地獄。

    スタート前からこんな試練が・・。5回目なのにいつまでも慣れない私であります。

    ゲートが閉まろうがレースが始まろうが、もはやそんなことを考える余裕はありません。

    人はなぜ列に並ぶのか。そこに尿意があるから。

    こんなくだらないことを考える余裕はあるのに。

    ようやく順番が回ってきてスッキリした頃には、当然ゲートは閉まった後。

    「はーい最後からスタートしてくださいねー」というスタッフの声を聞きながら、最後のグループのさらに後ろからスタートラインに向かったのでした。

    それでも、大阪マラソンでは配布されたチップを各自が靴につけており、公式記録とは別に個人記録も確認できますので、遅れてスタートしても自分なりに記録を目指すことができます。

    慌てることはない、それよりもスタート直前でもう1回トイレに行けた!良かった~っと

    思って過去最高のスタートを切ったのに、3キロ辺りですでにトイレを探し始める。

    なんで……。一体どこにそんな水分が残っていたのか……。

    自分でも全くわかりませんが、こうなればもう走ってる場合ではありません。

    人はなぜ列に……  

    それはもういいとして、早くも2回目となったトイレからコースに戻った頃には、すっかりランナーもまばらになって寂しい光景に。これは相当がんばらねば。

    そう思いながらも、練習で頑張れなかった自覚があるので、自己ベスト更新を目指せるわけでもない今回はとにかく完走すること。スタート前に中部日本研修センターの筑田先輩が「最後まで止まらず、歩かず走り切ろう!」と言っていたのを思い出しながら、苦しくてもとにかくゴールまで走り続けることを目標にしました。

    記録を意識し過ぎることがなくなった分、今回は周りの人をすごく見ました。沿道で応援して下さる人々。家族や知人が走っているから、という人も多いと思いますが、コース沿いの家の窓から家族で声をかけて下さったり、子どもたちから精一杯の声を張り上げての「がんばれー!」や、車いすに座って手を振るおばあちゃんの後ろで車いすを支えながら手を振るおじいちゃん。いつも通り「あめちゃん」を配ってくれるおばちゃん、甘酒をふるまっている人もいました。今回はコロナの影響で、公式にはバナナなどの配布がありませんでしたので、大阪のおばちゃんパワーに助けられたランナーも多かったと思います。

    中間地点を過ぎた辺り。すでに余裕ナシ。

    そんなこんなで周りを見ながら気を紛らわせていても、練習不足の体はごまかせません。30キロ過ぎからしばらく調子がよくなって後半はペースをあげられるかと思っていましたが、最後4キロでガクッとペースが落ち、思うように足が動きません。すでに自己記録は過ぎていますが、昭和生まれの体育会系、努力と根性世代はほどほどが苦手です。今のベストを絞りださないと後悔するのがわかっているので、とにかく追い込みます。ふらふらになりながら到達したゴール手前ではいつもオイスカスタッフが声を掛けてくれるのですが、聞こえても顔を向ける余裕もなくゴール。こんなに苦しいゴールは初めてでした。

    タイムは4時間38分。6回のマラソンの中で3番目の記録で、準備不足の割にはこれまでの経験が生きた部分もありましたが、今回は自分を追い込めたことだけが満足できたポイントでした。

    女子マラソン日本記録保持者である野口みずきさんの「走った距離は裏切らない」という言葉が、練習で距離を走れなかった私には厳しい教訓となりました。

    今回一番良かったことは、周りの人を見れたことです。

    沿道から応援して下さる皆さんもそうですが、周りのランナーも。

    それぞれのランナーが、自分なりの目標を持って走っています。今回、トイレの影響でスタート位置が後ろになったことで、決して速くはないランナーを多くみました。

    おそらく、完走できなかったと思われるランナーを10キロくらいまででたくさん見ました。

    序盤ですでに苦しそう。でも必死なんです。

    客観的に見ると、この先30キロ以上を走れるはずがない。

    でも、荒い呼吸で必死に進んでいました。

    今、この瞬間のベストを尽くす。

    このマラソンに参加している今だけでなく、練習もしてきたでしょう。

    それも仕事の合間を縫って、がんばって来たのでしょう。

    そんな人を、沿道から応援する大勢の赤の他人。

    みんないろいろで、みんなががんばっている。

    効率とか、生産性とか、そんな言葉とは無縁の空間。

    人間というのは、何とも不思議で、素敵な行動をするものだなあ。

    自分のことで精一杯で、いつも応援してもらうばかりの私は、応援してくれる人の気持ちがあまりわかりませんでしたが、今回は応援したくなる人にたくさん出会い、人を応援したくなる気持ちがわかりました。

    でもやっぱり応援は、してもらうほうが気持ちいいんだなあ。

    みなさん、いつも応援ありがとうございます!

    今後も応援よろしくお願いします!

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