インドネシア駐在員の大垣です。
先日、オイスカスカブミ研修センターにて、日本文化紹介ミニイベントを開催しました。実は昨年から開催したかったのですが、手元に日本文化を体験してもらえるような品物がありませんでした。
そこで、年末年始の一時帰国の際に浅草で着物を買い、浴衣は叔母から譲り受け、ダイソーで習字セットを買ってからインドネシアに再赴任しました。
最初はセンターで学んでいる研修生や高校生インターンに着物と浴衣を着つけを行い、日本の伝統衣装を存分に体感してもらいました。バティック(インドネシアの伝統染め)のように美しい和風の柄が関心を引いたらしく、「インスタ映えする!」と言って、みんなでたくさん写真を撮り合っていました。
口に人差し指を当てて、右手で「聞こえないポーズ」をするのが今どきの若者の流行りだそうです。私はまだ27歳ですが、ティーンエイジャーたちにはもうついていけません。一緒に写真を撮るとき、数ヵ月前に彼らが教えてくれたポーズをしたら、「もう古いよ」と笑われました。おっさんに突入した気分です。
その後は、みんなで盆踊りを踊りました。楽曲は、江戸っ子の私が大好きな「大東京音頭」。三波春夫の歌声に合わせて、教室内をグルグルと回りました。大学時代に習いましたが、盆踊りは元々、盆に彼岸から此岸に帰ってきた先祖の霊と賑やかな時間を過ごし、霊魂を再び彼岸に送り出すために回転しながら踊るんですね。説明してみましたが、イスラム教の研修生たちにとっては全然ピンとこなかったようです。
盆踊りで汗をかいたあとは、習字道具を使って、自分の名前を漢字で書いてもらいました。絵にしか見えない漢字で名前を書くのは楽しかったらしく、みんな我先にと筆を取って書いてくれました。
シンプルな内容ではありましたが、翌日の参加した研修生たちのインスタにはイベントの写真がたくさん投稿されていて、彼らにとって良い思い出になったようで良かったです。