2022年11月1日

高校生・大学生向けオンラインイベントご参加ありがとうございました!

  • ボランティア・インターン
  • こんにちは。インターン生の吉田です。

    レポートが遅くなってしまいましたが、10月2日(日)14:30~15:30に、グローバルフェスタJAPAN2022オイスカ・オンラインイベント2022のコラボイベント「国際協力に関わりたい高校生・大学生集まれ! オイスカスタッフと夢へのヒントを見つけるオンライン交流会」を実施しました。

    当日は約27名の方がご参加してくださいました。

    ご参加、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

    イベントでは、本部海外事業部の藤井さんとタイ駐在員の高木さんにご協力いただき、オイスカスタッフとインターン生の対談をメインに開催。藤井さんと高木さんの自己紹介では、ご自身のこれまでの経験を、エピソードなどを含めて語っていただきました。

    対談では、国際協力への関わり方による違いや、国際協力のやりがい、大切にしていること、参加者へのアドバイスなどを伺いました!

    お二人のお話のなかで私が特に心に残っていることは、現地に行ったときに、日本が優れている、教えてあげるという立場ではなく、その地域の文化や背景を学び、意見を取り入れ共に考えることを大切にしているということでした。

    私自身、先進国と途上国という枠があったとしても、それぞれの地域によって考え方や文化が異なり、それらに優越はつけられないと思っていました。経済が発展しているから一方が優れている、一方的に教えてあげる、というのではなく、お互いの違いを理解し、それぞれの素晴らしさを理解し合う、学びあうということが正しい姿勢なのではないか。お二人のお話を伺い、その考え方をより強くすることができました。

    また、イベントを通して、想像以上に国際協力への多様な関わり方があることを学び、どんな人でもその人らしい関わり方があるのではないかという貴重なご意見もいただきました。

    お二人からの参加者の皆さんへのアドバイス(今できること)をご紹介いたします。

    藤井さん:『「冒険は最良の師である」「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」という有名な言葉があります。この2つの教訓のように、フィールドにたくさん出て、当事者の話を聞いてみましょう!』

    高木さん:「自分の身の回りにある商品の裏側に思いをはせてみましょう!例えば、安いバナナと高いバナナ、どうして一方が安いのでしょうか?生産者に正当な賃金が支払われていないから安いのかもしれません。日本向けの安い服を生産しているバングラデシュの女性は「この服は私の血でできている」と言ったそうです。つくる人とつかう人の距離が遠いことは、国際協力を阻害する原因になっているのではないでしょうか」

    対談後の質疑応答では、参加者の方々から多くの質問が寄せられました。

    一部をご紹介いたします。

    Q.国際協力に関わるなかで、大変なことはなんですか?

    A.〇家族や周囲の理解を得ること。

     〇NGOの社会的地位が、海外ではプロフェッショナル集団として認識されているが、日本ではボランティアという認識である点。

     〇現地特有の事情を理解できるかどうかはポイントとなる。勢いで動くのではなく、現地の人から学んで謙虚な気持ちで関わることが大切。

    Q.国際協力にはどんな人材が必要ですか?

    A.NGOでは、財源、農業指導など多方面の支援を行っている。柔軟でいろいろな人と対話ができる人は現地で活動、計算が得意な人は財源管理、など、気持ちがあればどんな人でも生かせる関わり方がある。

    Q.モチベーションはなんですか?

    A.何とかしたいという思い!

    イベント終了後のアンケートでは、

    「質問に対してとても丁寧に答えてくださった点がよかった」

    「生活の中でできること、また現地に足を運ぶことの大切さを改めて実感しました」

    「さらに国際協力の道に進みたくなりました!」

    といった嬉しいご感想をたくさんいただきました。

    また、「次回は生徒同士で頑張っていることを共有する機会が欲しい」という、次に向けたご意見も寄せられました。

    今回のオンラインイベントは、今年度のインターン生が中心となって企画させていただいた初めてのイベントでした。国際協力に関わってみたいけれどどうすればよいのかわからないという参加者の皆さんが、多様な国際協力への関わり方を学び、ネクストアクションを踏み出すきかっけにできればという思いで企画いたしました。

    多くの方が参加して下さり、そして、イベント終了後のアンケートで、皆さまからのご感想をいただき、嬉しく感じております。

    参加してくださった皆さま、そしてご協力してくださった高木さん、藤井さんをはじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。

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