①の続き
海外事業部の森田です。
続いて、このブログでも何度か登場している外務省の日本NGO連携無償資金協力で事業を実施しているチプタグラールを訪問しました。
4WDの車両でも難儀するような悪路をスカブミの研修センターから4時間かけて到着。スタッフ総出でお出迎えです。部族の長老(と言ってもまだ若い方です)にご挨拶し、地域の中のプロジェクトの様子を視察しました。伝統的な生活様式を守って生活する地域ですが、棚田の美しい人里離れた場所で「今日は火を使った活動はダメ」とか独特の習慣をもち、それを尊重しながらも灌漑用水の整備、それに伴って生産性の上がる畑での野菜の栽培指導や資源のリサイクル活動、家畜の飼育などを通じて彼ら住民の方々の生活がより充実したものになるようサポートをしています。
今年度は生活に資する水場の整備を通じて衛生環境の向上にも貢献するようなプロジェクトを実施する予定で、これによってコロナ禍で減っていた観光客の呼び込みにも寄与するものと期待しています。
聞けばこのチプタグラールとオイスカとのお付き合い、図らずも私が2007年に企画に関わった地球環境基金の海外派遣研修から始まったことが判明し、懐かしさが込み上げてきたのでした(本人もすっかり忘れているという失態・・)。