海外事業部の森田です。
4年ぶりにインドネシアに出張してきました。9月下旬のジャワ島は、普通なら乾季の終わりが近づいた比較的安定した天候のはずですが、滞在中、ほとんど毎日雨に降られました。これも地球温暖化の影響でしょうか。
まずは首都のジャカルタからの高速道路も延伸されて3時間ほどで到達できるようになったスカブミの研修センターを視察しました。コロナ禍で研修生が途絶え、少しだけ心配された朝の点呼も、きびきびした動きの中、駐在員やスタッフが厳しく指導して緊張感がみなぎっていました。
かつて日本へ輸出する菊の苗を育てていた農場も、今はハウス栽培のメロンを外部の業者が主体で事業を行うところにオイスカが技術提供や管理を受託して行ったり、有機肥料を製造する企業の事業に圃場の一部を貸し出したりと、本部が策定した10か年計画におけるBBS(ビジネスセクターとの連携を通じた社会貢献)とも呼応するような活動も行われていて、自立に向けた動きも徐々に進んでいるようでした。
地域のリーダーとなる人材を育てるのがオイスカの使命ですから、基本に立ち返ってどのような青年であれしっかりとした研修を実施し、世の中に送り出す活動を継続していくことは大切です。そのような活動とBBSがバランスを取りながら進められれば理想だなあと、勝手ながら本部の人間としては思うのでした。