インドネシア駐在員の大垣です。
今年も日本の酷暑は本当に大変そうですね。インドネシアは、年間を通じて夏ですが、マンディ(水浴び)で身体を引き締めて、ココナッツジュースを飲みながら南国の風に吹かれれば、素晴らしい納涼気分を味わえます。
さて、オイスカスカブミ研修センターでは、3日間にわたり、夕食後の夜7時から10時まで、10ヵ月間の農業研修の総括として、研修生による成果発表プレゼンテーションが行われました。
それぞれが自分の個人プロジェクトとして取り組んできた活動について、畑での下準備から収穫までの苦労した過程に加えて、ROI(投資収益率)まで自分たちで計算し、営農の視点も取り入れて、スタッフの前で発表しました。
プレゼンテーションまでは順調に進んでも、その後に待ち構えているのが、経験豊富なスタッフたちによる質疑応答タイムです。農業技術に関する基礎的なことから、発表での詰めの甘い箇所はドンドンと鋭い質問が飛んできます。
普段は優しいスタッフが真剣な顔つきで厳しいコメントをすることから、研修生たちは緊張でワイシャツが汗でビチョビチョになるほどでしたが、全員が見事に発表を終えることができました。
スタッフと研修生が研修時間だけでなく、日常もセンターで生活をともにし、ときには冗談を言い合い、ときには真剣に議論できるのがオイスカ研修センターの魅力です!
終わりに
日本の農業とインドネシアの熱帯農業では相違点も多いので、今回は発表会に参加してみてとても勉強になりました。日本のオイスカ研修センターで学び、現在はインドネシアで大活躍中のスタッフたちの姿もかっこよかったです!
そして何より、インドネシアの農村社会の未来を担う研修生たちが、この10ヵ月間でたくさんのことを学んできた様子を見ることができて、私も一スタッフとして本当に嬉しかったです。
研修を終えても彼らが今までの学びにさらなる実践を通じて創意工夫を重ね、周りの人たちにも経験を共有してくれることを期待しています!