皆さんこんにちは、現在大学の派遣でタイに留学中のユーリです。先月、オイスカタイのインターンとしてタイ・アユタヤにある2つの小学校で日本文化を紹介する授業を行いました。一緒に留学している同じ大学の学生二人で企画しました。
オイスカでの活動に関心をもったきっかけは、タイではどのような環境教育が行われているのか気になったことと、大学よりもタイの方の生活に根ざして活動しているNGOでの活動にも参加してみたいと思ったことからでした。私達が実際に学校に行って授業をすることで小学生に少しでも新しい体験や楽しい時間を届けられたら良いなと思い、テーマを日本文化に決めました。小学生にも楽しく一緒に工作することで日本を身近に感じたり、興味をもってくれたりしたらいいね、と相談しながら企画しました。
オイスカのスタッフの方と事前に打ち合わせを行い、タイ語を教えていただき、当日には説明などをタイ語でしていただくなど、多大なサポートのおかげで授業を行うことができました。
工作が難しい内容になってしまったかなと心配していたのですが、分からないところは小学生同士で教えあったり、「これであってる?」と見せてくれたり、一生懸命つくってくれました。授業が終わった後も「ありがとうございます~」と何度も言ってくれていたり、タイ語にできずに日本語で説明しているときもキラキラした目で見ていてくれたりして、嬉しかったです。
一方で、実際に授業を行ってみて、「ただ楽しんでほしい!」という気持ちの「ただ楽しんでもらう」ことの難しさも感じました。箸入れを作ることに集中してしまったため、もっと小学校1年生から6年生まで楽しめるゲームやクイズをいれるなど、工作以外に盛り上がれる工夫をもっと入れたかったなと感じています。オイスカのスタッフさんや学校の先生方の多大なサポートをいただきながら授業をするなかで、子どもたちの前に立って話すときには、はっきりとわかりやすく話すこと、自分が明るく話して楽しい雰囲気を作ることが大切であると感じました。また、小学生それぞれの個性がでるようなものも一緒に作ってみたいなと思いました。
今回の留学では、小学校で授業を行う機会をくれたオイスカのスタッフさんをはじめ、さまざまな方から経験や学びの機会をいただきました。そのいただいた機会を次につなげていきたいと思っています。また、私もいつかその機会を届ける側になりたいと思っていて、今回の授業でも、小学生が少しでも何かにワクワクするきっかけを作れたらいいなと思って考えました。実際に授業を行ってみて、良かったことも、まだまだその機会を届ける立場にはなれないな、と感じる反省点もありますが、将来どのような立場になっても、タイに来て出会った方々のように、何かに興味をもつきっかけや学びの機会を届けたいと改めて感じています。