2022年2月24日

<フィリピン 台風22号被害>多様な支援のカタチ

  • フィリピン
  • 本部スタッフ
  • みなさん、こんにちは。海外事業部の中川です。

    私は現在、東京の本部事務所から、フィリピン、特にバゴ研修センターの活動をサポートしています。これまで何度か、ホームページ内のニュース記事などで発信してきましたが、2021年12月16日から17日にかけて、フィリピンを直撃した台風22号は同国中南部を中心に甚大な被害をもたらし、オイスカの活動地でも、ネグロス島にあるバゴ研修センターの敷地内で大木が倒れて建物が損壊するなど、深刻な被害を受けました。

    これまでの現地の様子は、こちら(22年2月15日続報<フィリピン>台風22号被害修復について)をご覧ください

    私は、バゴ研修センターに2年間駐在していたこともあり、現地の渡辺所長と直接連絡も取ることが多く、今日は所長とのお電話の中で改めて感じた、台風被害への多様な支援のカタチについて書きたいと思います。

    皆さんのご協力のおかげで、今回の台風を受け複数の支援方法が立ち上がりました。

    まず一つは、「2021オイスカ冬募金」を通した支援です。先月末までの実施期間中、会員の皆さまをはじめたくさんの方々から、ご支援をいただくことができました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。既に、現地にその一部(約100万円相当)を送金し、現在修復作業を行っています。また、本募金を通しただけでなく、各団体、個人としても支援して下さった方々もいらっしゃいました。本当にありがとうございます。

    また、日本だけでなく、オイスカ・アメリカがGoFundMeというプロジェクトを立ち上げ資金の呼びかけを行って下さっています。GoFundMe(https://www.gofundme.com/f/oisca-bago)は、英語で記載されていることもあり、日本の方々にはあまり馴染みがないかも知れませんが、過去にバゴ研修センターで活動していたOB研修生やバゴ研修センタースタッフの友人・知り合いなどから、支援の輪が広がっています。

    加えて、オイスカのマニラ事務所の協力もあり、JICA(独立行政法人国際協力機構)・マニラに養蚕農家に対する主に資機材の支援要請をしており、現在調整を行っています。

    このほかにも、さまざまなご支援のカタチがあり、本当に多くの方々のご協力があってこそ、現在の修復作業を行うことができていると感じます。私はオイスカに入ってから、このような自然災害への緊急支援に直接携わることは初めてだったので、台風直後の被災状況の写真が届いた時、「これからどうなるのだろう」、「どうしたら良いのだろう」と不安もありました。しかし、台風から約二ヵ月が経ち、業務に携わる中でこのような多様な支援のカタチを実感し、また、多くの方々がバゴ研修センターのことを心配し、気にかけて下さるのをとても強く感じています。

    そして、それはバゴ研修センター設立から40年という長い歴史の中で、渡辺所長が皆様と築かれている信頼関係がこのような温かい支援に繋がっているのではないかな、と感じています。引き続き、現地の様子を皆様にお伝えできるよう努めたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします!

    台風直後のセンターのゲストハウス
    現在は修復作業が進んでいます

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