2014年10月23日

香港人から見た日本食

  • 本部スタッフ
  • フェローシップコース研修生のカーロンです。

    「和食と言ったらお寿司/刺身!」 香港では和食が好きな人がよくこんなことを言います。
    香港では「今日は和食が食べたい」といったら、八割以上の人は必ず 日本料理がやっている店で刺身定食とか寿司セットとか注文します。 香港で流行っている和食屋さんなら、どんな店でも寿司や刺身の注文ができます。 たとえラーメン屋さんでもラーメンと握りすしをランチセットとして売っています。 私も新鮮な雲丹や鮪などの魚介類が好きです。

    築地での昼食:海鮮丼
    築地での昼食:海鮮丼

    先週の連休、両親が香港から日本に来たので、家族三人築地市場に行って、「大江戸」と言う海鮮丼屋さんで昼食をしました。
    私が注文したハマチ・中トロ丼や母のウニ丼が凄く美味しかったです!新鮮さや旨さも香港で食べた刺身は全然比べ物にならないぐらいです。

    話がちょっと変わりますが、今の香港では和食をやっている店や日本の有名な回転寿司屋さんやラーメン屋さんなどのチェン店が香港で凄く流行っています。香港では元気寿司株式会社の「元気寿司」から始め、「千両」や「魚べい」などの寿司屋のチェン店もどんどん増えています。
    寿司屋さん以外は、博多のラーメン屋さんの「一風堂」や熊本の「味千ラーメン」も香港で大繁盛です。  

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    香港の元朗でやっている元気寿司チェーン店

    香港の人達がそんなに日本食を好んでいるのは八十年代頃の経済繁栄がきっかけです。
    当時、香港の人の生活がどんどん豊かになった時期は日本食のブームが始まったきっかけだと思います。なぜなら、日本食のイメージがあの時の香港の人の変化に合うからです。それ以前は、香港の人は自分のことを「香港人」とはあまり強調しませんでしたが、八十年代から「私は香港人」という新しい意識が高まったから生活も中国人らしくないほうが相応しいという意識を持つようになりました。
    ちょうど和食は洋食のように中国食とは全然違うものでもありませんけど、逆に似ている部分や違うところもある特徴は香港の状況とバッチリです。香港の人も「中国人ですけと、大陸(中華人民共和国)の中国人とは主流思想や文化的に違う」の状況で、和食という食文化が香港で広がっていました。

    香港と日本の繋がりは決して食文化だけではなく、 お互い相手の文化や違いを尊重する心があれば、色々な方面でも繋がりを強くできるはずだと思います!

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