本部・国際協力ボランティアの木村です。
先日、神奈川県相模原市立広陵小学校の「広陵もりっく」で選木作業が行われました。私は先月、「広陵もりっく」保全委員会にも出席しており、森林を利用した授業のために、そして子どもたちのために大人たちは何ができるのか考える場となりました。
早速、子どもたちが利用する森で倒木の危険を減らすため、そして、元気の良い森をつくるために危険な木を選ぶ“選木作業”を行いました。危険な木というのは枯れていて倒れそうな木のことで、特に子ども通りそうな道に近い木に注意を払います。
また、鬱蒼としていて光が差し込まない森は木の生育には良くないため、木と木の間が狭かったり、高い木と低い木が近かったりした場合はどちらかを切ります。特に木の上部を見て決めるのがコツだと教わりました。
今回、神奈川県の職員の方とペアーで選木作業を行い勉強させていただきました。森での作業ではチームワーク、あるいペアーワークが重要で、木を下から上まで見て、選木を見極める人と選んだ木を蛍光色のテープで印を残し、木の幹の周りが何センチあるのか測る人と森全体でどの木を切るのかマップ作りをする人が必要です。
私とペアーを組んでくださった方は女性職員でした。パプアニューギニアでジャングル歩きを体験しましたが、こちらは平面ではなく、斜面があるため勝手が違いました。そんな中、彼女はラクラクと斜面を駆け上がっていきました。やはり、斜面に対して斜めに上がっていくと上がりやすいそうです。
そのほかにも木の幹の測り方を教えていただきました。こ
の日、私は“森のプロ”の持つさまざまなスキルを少しでも身に付けたいと思い、必死でした。 この日、選木した木は43本となりました。樹種はサクラ、コナラ、シデ、スギ、カラスザンショウでした。これから造園会社に頼み、木を切っていきます。