本部・広報室の林です。
今日は本の紹介です。
オイスカの話題に触れられているわけではないのですが、国際協力に携わる、あるいは携わりたいと考えている人にとって、さまざまな視点が得られる本だと思います。
そして何より、私の友人が訳者の一人として名を連ねている!! のです。
私はオイスカで働き始めた1994年に、当時とっても人気のあったプログラム、「30日間植林ボランティア」の引率をさせてもらいました。フィリピンの4ヵ所に各20人ほどの大学生を中心としたメンバーが派遣され、そのうちの私はルクバン班を担当しました。
メンバーの一人がこの彼女。当時大学生だった彼女がプログラムに応募してきたときの作文の内容を、私は今でも覚えています。容姿端麗・頭脳明晰とはこういう人のことをいうんだなぁと思いました。
今でも当時の仲間たちとは親しくお付き合いをしています。
10月頃だったでしょうか。沖縄から上京してきた、
あるメンバーを囲む会に参加予定だった彼女から、
「翻訳中の本の最終チェックが終わらない」と不参加のメールが届きました。
大学で准教授を務め、教鞭を執りながら翻訳までこなすなんてすごい!と思ったものです。
この本が手元に届いた時、「ああ、彼女はあの会の時に
この本の最終チェックをしていたのだなぁ」と。
これから国際協力の道に進もうとする若者にも分かりやすいように
訳すことを心掛けたと話していました。どんなに分かりやすい言葉で
説明をしても、本当に理解をするのは難しい分野であることは確かです。
でも、“日本人さえ豊かでいられればいいのか?”と突きつけられたら、
“遠くのあの子とあなたのつながり”はどんなものかと問われたら、
やっぱり気になってしまうのではないでしょうか。
年末年始のお休みを利用して、ゆっくりじっくり読んでみてはいかがですか?