中部センターの芦田です。
先日、農業研修生マイヌルさん、ソヌさん、フランシスさんと、ベトナムの技能実習生ソンさん、ハーさん、ティーさん、クアンさんが書道をしました。
中部センターでは、研修生や技能実習生に書道を教えています。書道の授業では、研修生達が自分の書きたい言葉を書きます。今までの研修生達はどんな言葉を書いていたのかというと…
例えば、「希望」「勝利」「満月」「桜」「天馬」「愛」「信頼」「公正」「時間」「守る」「光」「健」「和」「日本」「世界」「平和」「圧倒」「初恋」などなどです。
また、自分の名前に漢字の音を当てた字を書く人もいました。例えば、「今夢(イマム)」「安義(アンギ)」「紅(ベニ)」「可丸(カマル)」「弾(ハズミ)」「有風(アリフ)」「行春(イクバル)」などです。
マレーシアの研修生ラフサンさんは、「笑太陽」と書きました。笑うは英語でlaugh(ラフ)、太陽は英語でsun(サン)です。それで、「笑太陽」と書いて「ラフサン」と読ませるのです。
では、今回の研修生達は、どんな言葉を書いたのでしょうか。
マイヌルさんは自分の名前を漢字で当て字にして、「参温留(マイヌル)」と書きました。インドからの研修生ソヌさんは「印度」、フランシスさんは「未来」と書きました。
ベトナムの技能実習生ソンさんは「勉強」、ハーさんは「平穏」、ティーさんは「堅忍」、クアンさんは「剣心」と書きました。
時々研修生は、日本人でもあまり使わない難しい言葉を選ぶことがあります。私も、ティーさんが「堅忍」という言葉を書きたいと言ったとき、辞書で「堅忍」の意味を調べました。
ちなみに、「剣心」と書いたクアンさんは、最初「忍者」と書こうとしていました。日本のアニメ「るろうに剣心」や「NARUTO」からきているようです。
書く言葉は、研修生によって違います。それぞれの選んだ言葉に、それぞれの思いがこめられている、と感じました。