四国支部廣野です。11月24日(木)、研修生による成果発表会がオイスカ四国研修センターで行われました。
研修生が約一年間~二年間、日本で学んだことや帰国後のアクションプランなどを、それぞれ発表する場で、
私は初めて参加しました。(三年たっても、まだ「初めて」が多いのが、自分でも驚きです・・・)
10カ月コースの研修生の発表は、短い期間で学んだ日本語を使って、よくまとめられていました。
正直、来日した時ほとんど話せなかった研修生が、こんなに話せるようになったのかと思うと驚きました。
職員の方と話したのですが、農業や家政など専門分野の研修の場合は、辞書にも載っていない言葉があり、
やはり、それは実際に見て覚えるしかない、ということで、研修生にとっては大変だったと思います。
例えば、「ぼかし」。研修生たちの発表で「ぼかし」という言葉がよくでてくるので、「ぼかし」とは何のことだろう?
とちょっと考えました。写真や言葉の前後から推測して、おそらく「肥料」のことだろうな、と思って聞いていました。
そして、インターネットで「ぼかし」を検索、すると「肥料」に間違いなかったのですが、説明部分については、
難しい言葉が長々連なっていて、今でも何となくしかわかっていません。
外国人研修生が専門的知識を習得する難しさを再認識しました。
もう一つ、発表会で思ったのが「この研修を帰国後に役立てることの難しさ」です。
例えば農業機械。「自国に戻ったら、機械がありません」という研修生が何人かいました。せっかく学んだ技術を、
ぜひ役立ててほしいです。
二年間コースのグレンダさんやコペルさん(コペルさんは三度目の訪日研修)のアクションプランは、
とてもよくできており、一年コースと二年コースの成果の違いを大きく感じることができました。
自国に戻って、発表したプランに挑戦して活躍してほしいです。
日本語での発表だったので、自分の考えを全部伝えることはできなかったと思いますが、
とてもよくできた発表会でした。私自身、アクションプランを聞くのは初めてで、とても勉強になりました。
いつの日か、研修生の国々を訪問したいです。