2017年12月8日

海外研修レポート ヌエバエシハ編

  • 本部スタッフ
  • 国際協力ボランティアの中山です。

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    ヌエバエシハセンターの外観

    ビスカヤから車で約2時間半ほどでヌエバエシハのLlaneraに到着しました。ヌエバエシハセンターでは、研修生2名、スタッフ2名(オイスカOB)、所長であるLeonilaさん、そして夫のマンドさんがいます。センターは田んぼの中にあり、静かなところにあります。4ヘクタールの田んぼ、野菜はナス、トマト、まめ、さといも、フィリピンの冬瓜、キュウリ、家畜としてブタ23匹、にわとり130羽、ターキー5羽、魚約100匹を飼育しています。センターの主な収入源はお米とブタです。センターでできた野菜はほとんどセンターで使用し、時々マーケットで売ることもあります。

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    2~3年前に発電機がきました

    センターには電気がありません。ですが、発電機があります。主要箇所に電灯がありますが、ほぼ真っ暗の中で生活をします。暗い中明かりを頼りに歩いていたら、寝ていた犬に躓くことも。そのため、懐中電灯など照らすものが手放せません。後から聞いた話ですが、私がいたので発電機を使い電気があったが、普段はたぶん使用していないと言われました。不便と感じる生活ですが、夜に満天の星空を見ることができました。なかなか日本で見ることができないほどのきれいな星空をたっぷりとみることができました。そして、三日間センターのバンブーハウスの中で寝る生活をしました。思っていた以上に快適に寝ることができました。

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    バンブーハウスの外観

    センター滞在中、ブタ小屋の掃除(ブタも含め)、野菜の水やり、稲刈り、支柱立てなどを行いました。ブタの体を洗うのは初めての経験で、ブタの毛が硬かったのが印象に残っています。またCFP活動している学校にも訪問することができました。限られた時間の中で、6校を訪問することができました。その中でBongabon高校は、学校全体で訪問を受け入れてくれ、マーチングバンドと日本の旗が至る所に飾られていました。まだ日本人の訪問がないため、初めて日本人が訪れたこと、オイスカから来たということで熱烈な歓迎でした。ぜひともオイスカメンバーにこの学校を訪問してもらいたいと感じました。また、NEUST大学と提携し新しいプロジェクトをスタートしました。卒業前に農業学科の生徒がセンターにてインターンシップを行う制度です。来年の1月より2ヵ月間センターに泊まり、様々な体験をしてもらうプロジェクトを実施予定です。うまくいけば続けてこのプロジェクトを行い、オイスカを知ってもらう、また研修生になるかもしれないチャンスにつながります。

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    学校訪問時の歓迎の様子
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    ヌエバエシハセンタの朝ごはん

     

     

     

     

     

     

     

    今回はヌエバエシハのスタッフと研修生について紹介したいと思います。

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    オイスカOBスタッフ ジェレミさん
    料理が得意です
    料理が得意です

    まずはスタッフの一人、ジェレミさんです。2010年に沖縄で苗木の研修を3年間行い戻ってからずっとセンターのスタッフとして働いています。センターで働き始めて4年になり、今ではみんなの頼れる兄貴的存在です。所長であるLeonilaさんも頼りにしている存在です。初めて日本に行った時に四国研修センターで日本語研修を行ったということもあり、四国研修センターの話をしていると、「バンブーハウスはまだある?」と聞かれました。なんと、ジェレミさんが四国研修センターにあるバンブーハウスを作った沖縄技能実習生の一人だということが判明しました。世界で狭い。と感じた瞬間でした。今後、また日本へ行って技術を習得し、センターのために働きたいと言っていました。

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    オイスカOBスタッフ ロメルさん
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    ブタの体をしっかりと洗ってます

    もう一人のスタッフ、ロメルさんです。2015年に四国研修センターで地域開発研修として日本に行っていました。研修後は、ヌエバエシハセンターに戻り現在までブタとニワトリなどの家畜の世話を担当しています。私のセンターでの生活をサポートしてくれた存在です。無類のコーヒー好きで、「コーヒー飲みますか?」が口癖です。また研修生に基礎の日本語(ひらがな、カタカナなど)も教えています。ジェレミーさんのサポートをしつつ、センターのためにまだまだ働くと言っていました。

    トマトの管理
    トマトの管理

    最後に研修生の一人、ジャストニです。今まで何度かボランティアとして働いていましたが、今月から研修生となりました。まだまだ新米です。いつでもどこでも笑顔でニコニコし、「Okay?」と親指を立てて聞いてきます。滞在中に覚えた日本語は、「おいしい」だけでしたが、仕事はきっちり丁寧に行います。今後センターで研修を行い、将来日本に行ってたくさんのことを勉強したいと言っていました。

    ヌエバエシハは滞在が4日と非常に短ったですが、今までに体験したことのないことをたくさん経験することができました。また、人数が少ない研修センターということでアットホームに賑やかに研修をすることができました。

    次は最終目的地のルクバンです。

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    みんなでお皿洗い
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    センターの集合写真

     

     

     

     

     

     

     

    ☆おまけ★

    四国研修センターで地域開発コースで1年間研修をしたスタッフのロメルさん。センター滞在最終日には、日本で学んだ「うどん」を作ってくれました。日本とは違い、道具も揃っていませんが、あれこれと工夫をし、おいしいうどんができ、おいしくいただきました。

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    うどん作ってます。真剣です。
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    スープもしっかり作って、ヌエバエシハスタイルのうどん完成です。

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