2017年12月4日

海外研修レポート アブラ編

  • 本部スタッフ
  • 国際協力ボランティアの中山です。
    11月3日からフィリピンで研修をしました。

    フィリピンのルソン島で、マニラからマブラ→ヌエバビスカヤ→ヌエバエシハ→ルクバンと4ヵ所のオイスカの活動を見ました。

    4日の0時10分フィリピンのナイア(ニノイ・アキノ国際空港)に着きました。
    空港についてまずフィリピンの匂いを感じました。
    国内の研修センターにいた時、フィリピンから来たお客さんに感じたのと
    同じ匂いがして、これがフィリピンなのかと思いました。
    マニラにあるオイスカハウスで休み、4日の22時に夜行バスでアブラへ出発。
    5日の7時にアブラへ到着。9時間の長距離のバス移動でした。

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    アブラセンターの外観

    アブラセンターには研修生11名(男子8名、女子3名)がおり、今後技能実習生として日本へ行く予定です。
    センターのスケジュールは朝5時起床、5時半国旗掲揚、12時昼食、14時から午後の作業、19時夕食。夕食後は、週3回日本語の授業をしており、それ以外の日でも自主的に日本語の勉強をしていました。
    センターの研修内容は、男性研修生は基本農業実習と家畜の世話。女性実習生は、農業と料理。ご飯の時は、リーダーの掛け声で「いただきます」「ごちそうさま」の日本スタイル。ご飯は3食しっかりと食べ、おかず二品、スープ、白いご飯が食卓に並んでいました。”しっかり働いて、おいしいご飯をたくさん食べる”アブラセンター所長であるDelfinさんの考えに基づいた食事内容でした。

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    センターの朝ごはん

    アブラセンターでは、野菜の栽培のほか、果物(マンゴー、バナナ、パパイヤなど)の栽培をしており、特にドライマンゴーは商品化もしており、センターの収入源にもなっています。家畜は、豚6頭、牛6頭、ヤギ8頭、鶏300羽を飼育しています。

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    播種をしている様子

    農業では、播種の方法が独特で面白かったです。畝の間を立ったまま歩きながら播種をするという方法でした。株間は自分の歩幅で二歩。二歩目に種を播き、足でそのまま土を覆う。研修生によると「野菜は簡単に育つから」とのことでした。この農業の違いには驚きました。

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    CFP学校訪問で子供たちと一緒に

    「子供の森」計画(CFP)が盛んに行われており、現在は4つの州を含めて120校が参加登録をしています。今回は5校の学校を訪問することができました。オイスカが植林した木が広範囲に広がり、育ちすぎた木(間伐材となるもの)は建物を作るときに使っています。オイスカの名前は学校のみならず、地域でもよく知られていました。

     

     

    アブラセンター最終日には、2時間ほど離れたイロコス州のカブガオという場所へ。
    ここはマングローブの植林を行っている場所です。子供たちと一緒にマングローブの植林を
    何度も行っており、一面にマングローブが広がる景色を見ることができます。
    このマングローブのおかげで、水はきれいに保たれています。
    また、マングローブの苗と何グローブの下で育ったカニなどを売ることで、
    このプロジェクトを支えている人たちの収入にもつながっています。
    実際に現地の子どもたちとマングローブの植林をしました。
    子供たちは植林するのも慣れており、次々に植林をしていました。
    簡単に植林することができるので用意した50本の苗はあっという間に終わってしまいました。

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    アブラセンターは6日間でしたが、現地で実際に研修生が活動している内容を見ることができました。
    近くのマーケットに行くと、会う人会う人がオイスカのOBで、
    オイスカの活動が地域全体で行われていることを知ることができました。

    さて次は、ヌエバビスカヤです。

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    アブラセンターの研修生

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