本部・広報室の林です。
1月31日~2月2日、沖縄で農業技術を学んでいる技能実習生の研修会に参加してきました。
沖縄では伊是名、久米、南大東といった離島でも農家さんが実習生を受け入れてくださっています。今回の研修会には、全実習生73名と受け入れ農家の代表の方々も参加してくださいました。
制服に身を包んだインドネシア、フィリピン、スリランカの青年たちは、久々の再会を喜び興奮気味でしたが、会が始まると会場には緊張感が漂います。
中野会長の激励の言葉を聞き逃すまいと真剣な表情をしていたのが印象的でした。 丸くなってのグループディスカッション。3年間の実習を終えて帰国してからのプランを明確にすべく、将来やりたいことや抱えている問題などを出し合い、話し合いをしました。
やりたいことはあるけど、資金不足が問題と話す実習生に、経験豊富な農家さんは「お金がなくても手に入り資材はいくらでもある。お金がないとできないと思ったら少しも前に進まない。やろうと思ったらできると思わないと」と力強くアドバイス。
また、離島に暮らす実習生からは「本当に島の人たちはみんな家族みたいで親切で幸せ。でも、さみしい時にちょっとリフレッシュできるような場所がない」と若者らしい悩みを打ち明けていました。
この日の夕食時、急に食堂の灯りが消えると、バースデーケーキが登場!この日誕生日を迎えた実習生のために受け入れ農家さんがケーキを差し入れしてくれたのです。
彼らは受け入れ農家さんのことを「お父さん」「お母さん」と呼び、慕っています。「お父さん」「お母さん」が我が子のように実習生をかわいがってくれているのだということが分かる一幕に感動!!
たくさんの人に支えられ頑張っている実習生は幸せ者です。感謝の気持ちを忘れず、しっかりと技術を身に付けて残りの実習を頑張ってもらいたいと思います。