本部・啓発普及部の石原です。
少し前のことですが、3月16、17日と宮城県気仙沼市に出張してきました。 子どもたちが安心しておもいっきり遊べる時間を提供しようと、被災地域でも行ってきた「森のつみ木広場」。 5月、6月には気仙沼も訪れ、実施しています。
今回は、震災直後から現場で支援活動を続ける(特活)ピースウィンズ・ジャパンから依頼を受け、 気仙沼の4つの児童館から集まった、約70名の親子と一緒につみ木をしました。 半年以上経って会う気仙沼の子どもたち。
「元気かな。つみ木にどんな反応をするかな」と内心ドキドキ。 実際、つみ木を始めてみると…5月、6月に行った時より、みんなとても穏やかに遊びます。きっと、時を経て落ち着いてきたこと、そして保護者の方も一緒で、しかも楽しそうにつみ木で作品を作っている姿を見て、子どもたちも安心して遊ぶことができたのではないでしょうか。 「おじいちゃんの船だよ。ここはスクリューでね。」と一生懸命説明してくれる子。 お母さんと夢中で「特大マイホーム」を作ってくれる子。 気仙沼らしい、この街への愛情たっぷりの作品が作られ、最後には大きなつみ木の街が完成しました。 街が完成したときの子どもたちの笑顔、そして何より周りにいた保護者や児童館の先生方の嬉しそうな顔がとっても印象的でした。 「楽しかったぁ」そう囁いてくれた子の晴れ晴れした顔に、疲れなんてふっとんでしまった私たちでした。
午後は、4月から何度か通っている同市の双葉保育園へ。
3月に卒園を迎える年長さんたちに、プレゼントを持って訪ねてきました。久しぶりにあった先生からは、大変だったこと、嬉しかったこと、とめどなく言葉があふれてきます。時には涙しながら話してくれる今の気仙沼や保護者の方たちのお話に、まだまだ私たちができることがあると、改めて考えさせられました。
2012年度も継続して活動は実施していきます。みなさん、応援よろしくお願いします!