千葉県にお住まいの会員、柳田さんがブログにご寄稿くださいました。
柳田さんは本部事務所でのボランティアにも来てくださっています。
8月中旬、オイスカ山梨県支部主催の植林フォーラム2016に参加してきました。
・マニラで、「子供の森」計画25周年記念行事(前夜祭と記念式典)参加
・カンラオン研修センター訪問
・「子供の森」計画支援学校(コドコド小学校)訪問と記念植樹
・ドン・サルバドール・ベネディクトにて村人たちとの植林活動
・バゴ研修センター訪問
等々でした。思ったこと、感じたことを徒然に。
写真は、コドコド小学校訪問時のものです。
途中までは普通のワゴン車での移動なのですが、ここから先はワゴン車は無理ということでトラックに乗り換えての小学校訪問でした。
道が整備されていない(でこぼこ道)ので、トラックがガトゴト、半端ない揺れ……まいりました。
アドベンチャー気分満載とはこのことでしょうか。
そんなこんなで移動すると、突然児童数500人規模の小学校が現われて、目が点状態。
子供たちの歓声がまた凄い! 元気さに圧倒されました。
学校の周囲に500人の児童を送り出す集落があるということなんでしょうけど、その気配が見えなかったので ただただ驚くしかなかった一同でした。
普通日本の田舎は、大体どこでも過疎化とか、少子高齢化とか、児童数減少とかで元気がなくて「なんとかしよう」という状況なのに、ここフィリピンではまったく状況が逆です。
若い家族が多い、子供が多い、人口がどんどん増えている。う~ん活気・元気がある。
昔の日本もこうだった、懐かしい、羨ましい。
とまあウルルン気分はここまで。現実に目を向けると問題山積のようです。
人口がどんどん増えるので、食料確保のために山を切り開いて、田んぼにする→→森林が減少する→→山から水が流れなくなる→→不作になるので土地の放棄、荒廃。
山を大事にしないと水不足になるんだよ、と教えようにも、
学校とか先生が不足しているし、村人にしてみれば、まずは食料確保が第一だから山の保全は二の次。
しかし、そんな中でもオイスカの地道な活動の成果でしょうか。
山に木を植えることの大切さを村人が理解してくれるようになってきたとのこと。
今回の植林活動も村人達の教育も兼ねての活動(もしかしてそれが全てかもですが)です。
私の実感としては、村人達の泥の埋め戻し作業の状況を見たところでは、
まだまだそこまでの思いには至っていない様子でした。
が、しかし、なにごとも辛抱強く、こつこつと継続していくことが大事。
ということで来年もツアーに参加して木を植えようかなと思い、
こうゆう機会を与えて下さったオイスカ山梨県支部に感謝です。