2012年9月27日

日々格闘

  • フィジー
  • はじめまして。
    現在オイスカフィジー事務所で約三週間インターンシップとしてお世話になっております、 東京農工大学の楜澤理奈と申します。今日は駐在員の菅原さんに代わって、インターン生なりに感じたことですが、こちらの様子を報告させていただきます。
    今回は、駐在員の方々のお仕事について書かせていただきます。

    朝6時半の事務所の掃除から始まり、研修生達の国旗掲揚(朝礼)に参加、前日の活動報告とその日の予定を農業スタッフと確認し、朝食をとります。
    8時からは事務所で事務作業をしながら、スタッフから持ち込まれる様々な問題の対応に追われています。その日の活動がきちんと準備・連絡されているかのチェック等も行い、一番事務所が賑やかになる時間です。

    農業スタッフCeluaさんから昨日の活動の報告を受け今日の予定を確認しているところ

    日によりますが、午前中から夕方までは現地スタッフと環境保全活動に参加し村を訪れ、帰ってきて夕食。
    その後現地スタッフのいない静かな事務所で落ち着いて事務作業をし、夜9時、10時、11時・・・まで事務作業をしてから就寝、という感じです。

    初日に菅原さんが「こちらでの仕事は毎日格闘です(笑)」とおっしゃっていた通り、駐在員の方々は想像以上に大変な毎日を送っていらっしゃいました。 やはり文化の違う社会の中で活動をするという事の難しさは見ていてすごく感じます。
    特にフィジーで一番目に付くのがタイムマネジメントの問題です。フィジーの方々はとってもおおらかでとってものんびりしていて、おしゃべり好きで、ゆったりのんびりとした生活を家族や仲間と送っています。外食をするにも、病院に行くにも、PCの修理に行くにも・・・・とにかく待たされます。 逆に待たされても全くいらいらせず、順番が来るまでゆっくり待とうといった感じです。自分の仕事に責任を持ち、その日に自分がやるべき仕事をきっちりこなす日本人とは根本から習慣が違います。
    そんな感じに、現地スタッフと現地の村人が活躍するOISCAの活動も、時間が押したり活動がキャンセルになったり、朝に立っていたその日の予定はどんどん変わっていきます。

    こちらで活動をする以上、文化・習慣を尊重することは大切ですが、合わせすぎると活動が進まず・・・ 駐在員の方々は日本からこの活動を支えてくださるご支援者やスタッフの方々のお気持ちを活動の成果に結びつけるべく活動されていますが、どのようにすればフィジーの人々にその考えを理解してもらえるか、自発的に行動してもらえるか、どうしたらうまくいくか・・・日々格闘されています。
    体力的にも精神的にも大変な活動であると感じます。

    それではまたこちらでの活動や気づいたこと、報告させていただきます。

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