スオスダイ!(こんにちは)、四国支部の池田です。
カンボジア・レポート第2弾は、メイン行事「子供の森」計画支援校での活動報告です。
今回は三校を訪問しましたが、一校目は首都プノンペンエリアで初!しかも2016年から参加する
小学校でのキックオフとなる記念植林でした。この学校は隣接するお寺が植林活動に熱心らしく
開会式では僧侶の方々からお祈りを受け、その後、子供達が歓迎の踊りを披露してくれました。
子供達自身は初めての植林ということで、「子供の森」計画コーディネーターや担当スタッフ達による
植え方の説明を熱心に聴いた後、初めて接する日本人と交流しながらの活動でしたが、
植林後の水やりも丁寧に行っていました。これから大切に管理してくれることを願っています。
残り二校は、プノンペンから北東に車で約3時間の距離、カンボジア中部のコンポンチャム州にあり、
始めの小学校は2010年に同国で初めて「子供の森」計画を開始したそうで、大きく育った樹々が
校庭に適度な木陰を作り子供達が元気よく遊んでいる姿と、今迄コーディネーターと共に
活動を続けてきた先生達の熱心な説明が強く印象に残り、立派なモデル校の一つと感じました。
同州にはオイスカ訪日研修生OBやOGが多く、カンポジアCFP20校余の半数以上があるそうです。
次の三校目は日本の小中学校に相当する学校で、一校目と同じく2016年からの新規支援校でしたが
活動は既にスタートしているため、先生や生徒との懇談や昼食交流、記念植樹等を行いました。
この学校には今回が日本人初訪問とのことで生徒が日本に興味を持ってくれるよう、参加者から
日本の踊りを紹介するプログラムが組まれており、9名ぞれぞれが役割を分担して「ひょっとこ踊り」
「炭坑節」「阿波踊り」を披露しましたが、一緒に踊ったりして大いに盛り上がり、サイン攻めにあった人もいました!
「子供の森」計画スタート年として、良い記念になったと思います。
「子供の森」計画コーディネーターのワンナ氏によると、「今迄の支援校の実績に加えて、
環境教育に対する関心が高まっているため、参加を希望する学校が増えているが、活動できる
人員と資金に限りがあるので、関係者の期待に応えられないのが悩みです。」との話しでした。
着実に広がっているカンボジアでの「子供の森」計画。
これから多くの日本人に現地を訪問いただきたいと思ったとともに子供達には豊かな自然が残る
ふるさとを伝え続けて欲しいと願った貴重な機会となりました。
それでは、また。オークン!(ありがとう)